ドランク・モンキー酔拳
監督:ユエン・ウーピン
出演:ジャッキー・チェン、ユアン・シャオ・ティエン、ウォン・ジャン・リー

ひとこと感想:おそらく日本で最も有名な流派(笑)酔拳!

この作品は日本で公開された最初の作品です。清朝末期に実在した英雄、黄飛鴻の若き頃を描いた作品。主人公のおちこぼれ青年(ジャッキー)、達人の老人(赤鼻のユアン・シャオ・ティエン)、最後に倒される殺し屋(ウォン・ジャン・リー)、すべて蛇拳のときのキャストといっしょです。が、やっぱりカンフーアクションに見入ってしまうのでした・・・。この作品はのちに続編が作られます(「酔拳2」)。
それにしてもジャッキー、指でクルミをほんとに割れるの?

ちょいネタ
  • この作品の監督、ユエン・ウーピンは、キャストの赤鼻のじいさん、ユアン・シャオ・ティエンの実の息子。天下無敵のヒーローを作り上げることに関しては右に出るものがいないらしい(この作品はちょっと違うけど)。最近は武術指導をすることが多いようです。で、この人は、キアヌ・リーブス主演のハリウッド映画「マトリックス」のアクションディレクターに抜擢されました。マトリックスの監督が、ジェット・リーの「フィスト・オブ・レジェンド」という作品を見て、「この作品の武術指導の人は誰なの?」ということになったらしいです。
  • 酔えば酔うほど強くなる拳法、酔拳は少林寺に実在する極意です。正式には「酔八仙」といいます。酔っぱらった8人の仙人の動きをまねした、蛇拳と同じく「象形拳(何かの動きをまねしている拳法)」に属します。ただ、実戦能力はすでにないとも聞きます。本当はお酒を飲んでやる拳法じゃないんでしょうねえ。
  • ジャッキーはお酒が飲めません。いや、正確にはお酒にすごく弱いらしいです。顔を赤くして酔った振りをするシーンが大変だったそうです。