トップページに戻るトップページに戻る
〒561-0841 大阪府豊中市名神口3-7-13  TEL:06-6336-1690  FAX:06-6333-2451


  

 

 

 


おかげさまで18年目

(さらなる連続運用を目指して)

  ノイズに強い長距離多重伝送
  ユニバーサルラインを使用して10年以上連続使用している多点監視制御のシステムの一部



 

!!MTBF 100万時間以上!!

平均故障間隔 【MTBF】

 ある機器やシステムが故障するまでの時間の平均値。使用を開始して、あるいは故障から回復してから、次に故障するまでの平均時間。

弊社の伝送システムに使用している各ユニットの平均故障間隔は可動部の無い機器構成と余裕のある常数設定で設計しているため非常に長時間になっています。特に比較的寿命の短いとされている電解コンデンサも必要容量の約5倍のものを採用しています。
AD1,AD2,伝送主ユニットを使用した古いシステムは100点のユニットを使用し15年連続稼動している現場がありますのでそれを元に計算しました。
100点x24時間x365日x15年=13140000時間
この間ユニットが故障したのは3台です。 13140000/3=4380000時間
この故障も2台は強烈な雷によるものです。このような現場が複数あり状況はこの現場とほぼ同一です。

そのような理由で弊社の伝送ユニットのMTBFは余裕をみて100万時間以上とさせてい頂きます。
ちなみ下図は14年使用している伝送波形で中央の下方に下がっているのが電解コンデンサに充電したデータを反転したマイナスの信号で施工当時から少しの劣化もありません。

 

 

 

平成15年5月にメンテナンスを兼ねて14年間動作し続けている砕石プラント内の散水

、照明制御システムの伝送の信号レベルの劣化状態をデジタルオシロで調査したと

ころ異常、劣化はまったく見られなかった。 この調子だとあと10年以上使用でき

そうな感じです。現場は高圧モータで動作しているクラッシャー等を制御している

サブ変電所内に設置してあります。あれから2年後の現在(17年5月)も順調に稼動を

続けています。

 

 

 

 

実際に測定した現場の信号レベルの波形です。(上の画面より時間軸を絞ってあります。)

水平の中央が 0Vラインです。クロックはプラス方向に24Vありデータがマイナスの方向に出荷

時と同じ値の15Vで出ています。マイナス信号の生成を電解コンデンサの充放電で行ってい

るため電解コンデンサの容量抜け等で10年以上たてばすこし減衰するのではないかと設計

時に危惧していましたが皆無です。マイナスデータのON/OFF判断 の敷居値は-5Vですので

まだ3倍の余裕があります 。

 

ユニバーサルラインは2本の線を多重化して256本の線とほぼ同等(2本線で256接点

信号双方向双受 遅延0.5秒)に使うことができます。ノイズの強い場所でも長期間

安定して、あたかも多対の電線と同じ感覚で使用できます。

トップページに戻るトップページに戻る

 

 

 

閑話:休題
OK!,OK!,OK!,OK!,OK!・・・・・・・・・・を10億回

多重伝送で伝送する警報監視等の接点信号の中にはA接点信号とB接点信号があります。

個別に配線をするぞろびきの配線の場合はA接点でもB接点でも特に問題ありませんが時分割の多重伝送の場合は大きく異なります。めったに発生しない警報信号がONになった時にA接点信号の場合はその時のみ信号を伝送すれば伝送は完了です。

B接点の場合は逆になります。正常時、なにもなければOK信号(異常なし!)を送り続けなければなにません。A接点信号のように正常時に遊ぶわけにはいきません。通常正常な装置、設備の場合に警報信号はほとんど発生しません。
非常扉のように何年も開閉しない場所もあります。この場合の管理する伝送システムは愚直に[ OK!,OK!,OK!,OK!,OK!・・・・・・・・・・] を叫び続けなければなりません。正常時に1回でもミスがあると「ドロボー進入」と判断して警察の出動と言うことになり使い物になりません。

[納入実績]
平成1年当時のシステムは接点伝送に特化し、[ビル管理]、[防犯システム] を多く納入しています。 このため長期使用する多重伝送には忙しいB接点信号ばかりです。それも1箇所に50点とか100点のセンサーがあり時分割でそれぞれの[OK!]信号を管理しています。
古いシステムで1台のセンサーが何回 [OK!] と叫んだか計算してみました。{OK!} は0.5秒に1回叫びます。
   15年間の連続使用の物件の場合   3600秒×1/0.5×24時間×365日×17年=1072224000    
                ■約100点のセンサがそれぞれ約10億回 [OK!] と叫んでいますがまだまだ元気です。■

平成2年に納入した砕石プラントとの散水、照明制御システムは現在も高圧モーター等のノイズに負けずに働き続けています。