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バックハンドスライス
完璧な選手というものはトップスピンとスライスをフォア・バックどちらでも操ることができます。グリッドを使うことによって、私たちはボールに対するスイングの軌道を調べることができ、そしてこのグリッドはどのようにボールに回転を与えるかを視覚化してくれます。練習によってあなたもインサイド・アウトのトップスピンの強打や、アウトサイド・インの鋭いスライスをコントロールできるのです。
いくつかのキーポイントを覚えてください。
肩はインパクトの前に十分に廻してあり、バックスイングで腕はリラックスしています。
姿勢は良く、膝は十分に曲げられ、そして完全にボールに集中しています。
1.フォアハンドスライスと同じように
フォアハンドのスライスとまったく同じように、高く外側からスイングをはじめ、ボールの左上をインパクトします。ひじは曲げたまま、固定しており、肩のターンがはっきり見えます。ラケット面はわずかに開いたままにしておきます。十分に肩を回すためのこつは、肘がボールを指すようにすることです。
片手打ちによるスライスバックハンドはテニスコートにおいてもっとも優美なストロ
ークです。最近のゲームにおいては両手打ちが全盛です、しかしあなたが全盛期のケン・ローズウォールのスライスバックハンドを一度でも見たことがあるならば、バックハンドストロークがシンプルで、なおかつ破壊力があることがわかるでしょう。トップスピン、アンダースピン、デリケートなチップリターン、ドロップショットなど、どんなショットでもこの古典的なストロークから打つことができます。キーは手首と肘の位置です。
トップレベルでのプレーでは、テニスは本当にシンプルに見えます。
ローズウォール(や最近 ではSampras)は美しく、複雑ではないスタイルを見せています。だからこそ、このスタイルは”古典”として知られるようになったのです。自然な手首の位置から、すべては始まります。最初の写真では、前腕、手首、手をラケットの上に軽く乗せています。ロックされているわけでも、曲がっているわけでも、しっかり握りしめているわけでもありません−−−そう、それは”自然に”持っているのです。微妙なバックハンドグリップで手首は自然な位置にあります。重要なことは、手首をロックさせる必要がないということです。(信じられない方はサンプラスの握りを確かめてください。)
よくみかける問題を紹介します。手首を曲げてリストをロックしようとします。これはぎこちなく見えますし、実際ぎこちないのです。このようなことはぜったいに避けるべきです。
バックハンドグリップでの手首の位置を確認しましたので、次に肘を確かめてみましょう。肘は自然に曲がっています。板のように硬いわけではなく、伸ばし過ぎではなく、丁度楽に曲がっています。確かめるべき点は手が体から離れており、なおかつ胸骨の前にあることです。−−これはバックハンドスライスのスイングにおける古典的な位置です。なぜ肘を曲げておくのでしょうか。テニス選手には感覚と、ボールが正しい打点にないときに腕を調整する能力が必要です。動きを最小化し、最大の結果を得なければなりません。肘がキーになります。肘を曲げていれば、手とラケットを容易に調整することができますし、打点の高低に対し手の位置を調整することができます。そのうえ、バックスイングが高くもなく、低くもなく、”ちょうど良い”状態になります。
ローズウォールのすばらしいバックハンドスライスを手本にしてみました。せめて、バックスイングはいくらか似ていて欲しいものです。(その結果は同じとはいかなくても)肩がよく回っていて、肘がリラックスしていて、肩越しにボールを見ています。
ローズウォールの独特な(地面に平行な)ラケット面の位置に注意してください。この構えはラケットのストリングスで打つというよりは、ラケットエッジでボールを打ちにいきそうに見えます。
しかしながら、
ローズウォールはラケットを前方に加速するに従い、ラケットヘッドを地面と完全に垂直にするように前腕を回し、そして、垂直なラケット面で打球します。このことがローズウォールのスライスをコントロールだけでなくパワーのあるものとしています。
テニスの専門家の中には、この手首とラケットの回転は普通のプレーヤーがスライスショットを覚えるときに難しすぎると言ってますが、私は賛成しかねます。
ローズウォールがボールを打った後、体が横向きに残され、腕とラケットヘッドが長くスムーズなフォロースルーをとっていることに注目してください。ローズウォールはスライスショットでよく見られるような、上から下へ切るような動きをしていません。テークバックからフォロースルーは自然な水平な動きです。この動きでローズウォールはスライスバックハンドでも強打をすることができるのです。このショットは、彼の7つのグランドスラムでのシングルスタイトル及び合計18のグランドスラムタイトルで、大きな功績を上げました。あなたが、まだ効果的なバックハンドスライスを身につけていないならば、ぜひすばらしいローズウォールのバックハンドを見習ってみてはいかがでしょうか。
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ボールに早く追いつき、早く体勢を整える
「ボールに早く追いつき、早く体勢を整える。」まったくもってシンプルなことです。しかしクラブでプレーヤーたちの動きを見るとなぜ優雅にバランスの取れた人とそうでない人がいるのでしょう?どうしてすばやくボールに追いついて待っているように見えるプレーヤーと、いつも慌てて動いているように見えるプレーヤーがいるのでしょう?なぜ?実はこれは言葉で言うよりもはるかに難しいものなのです。
私がボールに対してすばやくフットワークをしているデモンストレーションです。走り終わる時にはバランスを立て直しているため、スイングを開始する前に後ろ足に体重をのせる余裕があります。走り出した時には、腕を振って前傾するまさに走る体勢になっています。ヒッティングを行う場所近くに到達したら、直立に近い姿勢になり、バランスを立て直し、後ろ側の足を決めるために、すばやく細かいステップを踏みます。最後のすばやいステップで「ステップとスイング」のためのタイミングがとれるのです。
ボールに向かって走り出す
私はターンしながら最初の一歩で内側の足に体重を移しているため、ほとんど一瞬で走り出しています。早くそこにたどり着くことがゴールです(注:この最初のステップとそれに隠されたテクニックは"Gravity
Step"のレッスンで将来述べる予定です)。
後ろ側の足でポジション取りを完了する
最後の数歩で私はバランスを立て直します。優雅で、バランスの取れた、後ろ足に体重の乗った姿勢は非常に重要です。この「ウエイティング」ポジションをする時には、体重は後ろ足の親指の親指の付け根、すなわち後ろ側の足の内側にかかるようにしなければなりません。高い位置で優雅に構えましょう。決してかかとに体重があっては駄目です。
ボールを待ち構える
ボールを待ち構え、リズムに乗ったステップ・アンド・スイング(step-and-swing)でためた力を巻き戻してやります(三つの単語をハイフンで結んで表現したのは、これらの動作の間隔がすばやく、短いものであると示すためです)。
バランスが取れていれば待つことも容易です。スイングをスタートさせる前にポーズをとる感覚が得られ、ボールをヒットするための時間を確保できます。
後ろ側の足に体重を残していても、バランスが取れていないと、この待つ動作を続けるのが難しくなります。
最後に、いつものようにプロの例を出して比較してみましょう。すばやい動きと、バランスの立て直し、ボールへのアプローチというと、究極の例はやはりジミー・コナーズでしょう。また、コナーズというとボールをヒットするときにジャンプしていたことを思い出しますが、これは打点をより高くするためだけにやっていたのだと私は思います。ジャンプすることで他にもメリットがあるなら、野球やゴルフでもそうする人がいなければおかしいわけです。「ジャンプすべきか、せざるべきか」ということに関してはテニスのコミュニティではまだ広い合意が得られているわけではなく、将来にわたって課題となることでしょう。この議論においては、私は「ジャンプすべきでない」という立場をとっています。とにかく、あわてずにバランスのとれたヒッティングスタイルをともなったすばやいポジショニングを練習するなら、コナーズをイメージして下さい。打点により早く到達し、待ち構え、ボールに向かって行くことです。
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