CountryGold

CountryGold_Stage

カントリーゴールド2007

スピーカーのフライング及びその他細々と・・・

熊本県阿蘇郡南阿蘇村にある「野外劇場アスペクタ」で年に1度行われるカントリーミュージックの巨大イベント「CountryGold」に行ってきました。

南阿蘇の雄大な自然の中で行われるこのイベントは野外イベントらしく非常に気持ちよいイベントです。ステージの他にもアーリーアメリカンなファッションショップや食べ物屋さんも出ていてお祭り状態。カントリーを聞く機会が少ないのですが芝生にねっころがりのんびりイベントを満喫してきました。弊社の担当はスピーカーフライング、看板の枠トラス、イントレ裏隠しなど。結構弊社では珍しいセクションです。セクション名は「舞台関連」になってました。「舞台」ではなくて「舞台関連」。ちょっとアヤシイ感じです。

メインスピーカーのフライングの準備

speaker_towerA2イントレ6段の上に520角トラスを乗せます
IMG_0076.JPGA2の上にH鋼のステイを載せ、その上にゴム板で滑り止めを施し、最後にラッシングベルトでズレ止めをしてい ます。


 イントレは熊本の業者さんが組んでいます。バックイントレや、看板等は建設現場等でみる1200幅のイントレですがスピーカー用にはA2サイズの物を使用して頂いてます。トラスのステイになるH鋼の規格もありますし、登り降りもその他のイントレに比べると多くなりますので登り易いA2は助かります。

 そのA2の上にまずH鋼(約30kg)を載せ、更にその上に520mm角アルミトラス(約60kg)を載せるのですが、鳶さんにロープで引っ張り上げてもらいます。さすが鳶さんローブでぐいぐい引っ張りあげてくれます。

 トラスが振動でずれたり、イントレ上で作業をしている際に回転したりしないようにラッシングで固定するのですが、今改めて写真を見るとバックルが錆び付いてますね。一応動作確認をしているので大丈夫だと思いますが。しかしこれよりひどかったのが蛍光ピンクのラッシングベルト。写真には撮っていないのですが、あまりにも目立ったので施工後銀色のガムテープで隠しました。ホームセンターで売っている機材って派手な色が多いですよね。

 その後スリングベルトにチェーンモーターを掛け翌日来る音響さんを待ちます。

 ちなみに520㎜角アルミトラスとチェーンモータ(KITOリバーシブルチェーンブロック)は鳥取県のLinkIconオハラ企画さんよりお借りしています。KITOリバーシブルチェーンブロックのすごいところは電源が単相100Vなところです。C型一口で動きます。音響さんだったらアンプ電源等でそのまま動きますのでスピーカーをフライングする際に別で電源を用意する必要がありません。詳しくはLinkIconオハラ企画さんのウェブサイトでご覧下さい。他にも色々面白い機材をもっていらっしゃいます。

スピーカーの吊り込み

speakerモーターにフライング用ステイを吊りスピーカを吊っていきます。これは4年前の写真です。(イントレの形が今年と違います)
frontview吊上げた状態。これは2年前の写真です。


 翌日音響さんがやってきました。左の写真は4年前の物でイントレが違うタイプの物になっています。また、写真では黒いスリングベルトでステイを吊っていますが今回は音響さん持込のワイヤーにて吊り下げました。

 スピーカー10台(5列2段)と鉄製のステイで総重量約1t。これだけ大きな物になりますので、ワイヤー1本、シャックル1つに至まできちんとしたデータを確認することが大事になります。スペック的には大丈夫な重量と分かっているのですが、やはり吊っている間は緊張します。

 作業中に空が曇り、時折雨がパラつきましたが本降りにはならず作業を中断することなく無事に完了しました。雨も嫌なのですが、風があまり吹かなかったことが何より有難かったです。(左の写真は昨年の物なので快晴です)


 正直なところここら辺の写真は資料としても重要なのでもっと撮りたいのですが我々も二人でやってるのでなかなか撮影できません。まぁどこの現場でも同じような物だとは思いますが。

その他の作業

sideviewステージ端からステージを撮影。
centerlogoタイトルロゴの枠トラスとその後ろの黒がTOVIAの作業です。


 時間は前後していますが、初日にA2上にトラスを上げた後、スピーカーを吊っているA2から後ろのイントレへの補強トラスを入れています。(左上段の写真中央の奥のほうに見える2本のトラス)イントレを設営した業者さんが単管で渡しているので追加補強になります。単管の本数を増やせばこのトラスはいらないかな。

 照明さんが入ってくる前にセンターメインロゴの枠と裏側の黒を作ってます。枠だけ先に吊っておいて後から看板屋さんがやってきて切文字をつけてました。(左下の写真が完成形)

 その他の作業は黒紗(寒冷紗)による隠し作業なのですが、バックのイントレの下1段とモニター卓まわりは工芸屋さん、PARライトの間は照明さん、スピーカーイントレのまわり、ステージサイド楽器テントの白隠しはTOVIAと各社入り乱れた状態でした。

 

そして本番日

stage朝から雲ひとつ無い快晴!
BEEFアメリカンビーフも食べれます
nightそして暗くなるまで宴は続くのだ




 本番日は朝から快晴。澄み渡る空でした。9時会場オープンでぼちぼちお客さんが集まり始め本番の始まる頃には芝生の上は老若男女、犬でいっぱいになってました。

 アスペクタはステージの向こうに南阿蘇の村々や阿蘇山が見えて本当に景色の良い会場です。冒頭でも書いてますが会場にはアメリカンな服を売ってる店や色々な食べ物屋(焼き鳥、たこ焼き、タコス、フランクフルトなどなど)、アメリカンビーフのステーキ屋などステージ以外にも盛りだくさんの楽しみがあります。会場内にはバーベキューコーナーもあり自由に楽しめます。

 ただ、この時期昼間の日差しの強さ(かなり日焼けしました)と夕方からの寒さのギャップが激しいので、見に行く人は相応の対策が必要となります。日暮れまで残っている人はさすがにしっかりと対策をされていたようです。

 さすがに19回も続いてきたイベントだけあって良いイベントだなーと思います。お客さんもすごい盛り上がってました。通路とかで踊ってる人も沢山いましたし、巨大な肉を焼いてる人もいました。カントリーミュージック+デイキャンプ+お祭りみたいなイベントだと思いました。

 本番は6時半くらいまであったのですが、最後に花火があがってお開きです。撤去も問題なく終了しました。高いところに置いている物が多いので作業している人数の多い撤去時はより慎重になります。

 仕込から終了まで4日間失敗も事故も無く終了できて一安心でした。

(文・写真 浜田)