ダビ デ ミランダ、コンフィルマシオンで耳2枚プエルタグランデ! パコウレニャ、おまけの耳1枚と場内一周。
フリ散々!

 5月24日ファン・ペドロ・ドメク牧場の牛で、エル・フリ、パコ・ウレニャ、ダビ・デ・ミランダのコンフィルマシオン。ノー・アイ・ビジェテ。

 フリは風の強い中で、やる気がない。こんな風で出来るかっていうへストでムレタを剣でたたいたり、もうすっかりダメ印が入った感じ。前日、牛が近くに寄ってきてもピクリとも動かないセバスティアン・カステージャとアンヘル・テジェス。牛は素通りて違う方に行った。すると観客から拍手が起こった。これはセバスティアンとエンヘルのへストに対して拍手をしたもの。フリには、フィグラの心があっても、闘牛始めた頃の気持ちが欠如している。2頭目の牛は、プレシデンテが悪いが、右前脚が悪いのに、それでファエナをしようとしていた。観客から抗議されて気付いていた。そのあと、ムレタの場になっているに牛を代えるプレシデンテってどういうこと?口笛と手拍子と、フエラ・デル・パルコのコールが鳴っていた。ムレタの場にになって牛を交換したのは、長い間サン・イシドロに通っているが始めて見た。

 パコ・ウレニャは、1頭目の牛で良いファエナをした。ソルテオの見立通り牛は良かった。カポーテもムレタも片目になっても問題なく振れている。牛の扱いも良い。剣がピンチャッソでそれから決まり、耳要求があったが、耳は出ず場内一周した。闘牛が始まる前、入場行進後にパコ・ウレニャに喝采が鳴った。片目になっても闘牛を続けていることへのコメナッヘだ。2頭目は、牛も良くなかったが真面目にパセを繋いで、剣を代えたあと盛り上がって耳が出た。といっても、ファエナはそんなではなかった。1頭目のファエナの方がずっと良い。剣もカイーダだったし、これは1頭目との合わせ技的なご褒美の耳だし、おまけの耳だ。牛の名前が「ミラグロ」だったからそういう奇跡が起こったのか?ラス・ベンタス闘牛場の観客の暖かさを感じた。と同時に耳に抗議する観客がいたことを嬉しくも思った。

 ダビ・デ・ミランダは、この日コンフィルマシオン。1頭目からやる気満々。2頭目の牛は、この日1番良い牛だった。ソルテオの見立とも合致する。牛との距離の取り方、牛を誘う立ち位置が凄く良い。これがいつも出来るならフィグラになるだろう。フリはこれが出来ない。牛に近くで誘うやり方を10代の頃からやってきて、未だにそれが出来ていない。タンダの後の牛から必ず7m以上離れて距離を取って牛に息を入れる。それから近すぎない距離でクルサードして牛を誘う。この距離の取り方には文句のつけようがない。パセは、手も低いし長い。落ち着いている。剣もちゃんと決まった。耳2枚のファエナだ。観客が喜びと興奮を味わったファエナだった。やっているダビ・デ・ミランダは冷静そうに見えた。剣刺しも落ち着いてやっていた。

 彼もパブロ・アグアドと同じで22・23歳で闘牛を始めたようだ。パブロ・アグアドは、大学を出て闘牛士を目指したという。ミランダも同じかもしれない。ウエルバの闘牛士。これもまたアンダルシア出身。これトレンドになりつつあるのかも?ともあれ、コンフィルマシオンでプエルタ・グランデって初めての体験だ。過去にあったのだろうか?

 下山さんと電話で話したが、ロカ・レイの服の中に防護服はないといわれた。そんなの着てたら動けない、と。コヒーダシーンをスローモーションで観たが、肉眼の時は、角が腹に入っているように見えたが、角は足の間に入っていた。色が通常は白のタイツなのに、ロカ・レイは青だったからそんな勘違いをしたのだろう。パブロ・アグアドの4枚のファエナをセビージャで観ていた下山さんは、観客の興奮状態が凄かったといっていた。普段静かな若者が走り回ったりしていたという。ペペ・ルイス・バスケスを思い出したといっていた。また、マノレーテに唯一対抗できた、ペピン・マルティン・バスケスという人もいてそれに比べられているという。インタビューでパブロ・アグアドは、誰かの真似をしたり、そういうことはしていない。と、いっていた。自分流が、ああいう形になるのは素晴らしい事だ。

 パブロ・アグアドのテンプラール。ダビ・デ・ミランダは距離の取り方と、パセするとき体の近くを角が通る。どっちも良い。そして、違いがあるのがまた良い。ライバルとして張り合えるようなフィグラの闘牛士になって貰いた。たぶんなるだろうと思う。

 アポデラード(ソルテオ)の見立。ファン・ペドロ・ドメク牧場。やっぱり牛が小ぶりで、腰つきが弱い感じ。3頭目の126番と6頭目の58番の牛が微妙で、あとは良く見えなかった。今日も期待できない。


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