角傷を受け、医務室からの復活!ロカ・レイ最後の牛で、耳2枚取りプエルタグランデ!トレロコールが鳴る。
火を点けたロペスシモン耳1枚。
エルシド最後のサンイシドロに喝采。

 5月22日のサン・イシドロは、パルラデ牧場の牛でエル・シド、ロペス・シモン、ロカ・レイ。ノー・アイ・ビジェテ。

エル・シドが今年引退するため、最後のサン・イシドロになった。入場行進後に喝采が鳴りエル・シドが挨拶した。2頭目の牛で頑張っていた。そんなに良くは感じなかったが、その頑張りに観客は褒美として喝采を送った。これも闘牛の美しい処だ。ロペス・シモンは、1頭目の牛で耳1枚切った。牛の見立とは一致した。それでも耳までのファエナには思えなかったが、剣を代えたあとの、ベルナディーナが、物凄く緊張感があるファエナになって、一気に耳の雰囲気が出来上がった。そこで剣を決めて耳を切った。2頭目は見立では良い牛だったが、精神面でダメだった。パセの後逃げていく牛。それを工夫してタブラの近くでパセをすると逃げなくなった。そういう処が良かった。

 ロカ・レイは、1頭目の牛でひどいコヒーダ。角が体に完全に刺さったと思った。右足の太腿から尻にかけて服が破け、青っぽい生地が見えた。想像だが、あれは釘などが刺さらないような素材の防護服仕様になっているものを着ていたんじゃないかと思う。足を引きずりながらファエナを終え医務室に向かった。最後の牛が出来ないんじゃないか心配したが、出てきて、圧倒的なファエナをしてプエルタ・グランデしたのは立派。アレナ中央でブルラデロにいる牛を呼び背中を通すパセ。あとはロカ・レイワールド。かえって手負いで、足を引きずっているから、余計な雑念が消えて集中していたと思う。手の低い長いパセがテンプラールに決まった。剣を代える前に耳2枚の価値のファエナを強く印象付けた。最後はベルナディーナ。これも良かった。パセ・デ・ペチョ、トゥリンチェラなどで、観客は確信を持った。剣はレシビエンドで決め、文句のつけようのない耳2枚。ほとんど、ヤジらしい声も出ず、抗議の手拍子もならない。圧倒的な存在感を示した。「トレロ」コールが鳴った。当然だと思う。凄く距離の取り方が良かったし、距離感が抜群な感じがした。

 THさんが面白い写真を見せてくれた。昨日闘牛場への到着が遅れて、アルカラ通りで車を降りてプエルタ・グランデ前を走ってパテオ・デ・クアドリージャまで行ったという。道路が混んでいたんだろう。ウエリントンホテルからだと、やっぱりアルカラ通りを通るのだろう。それでプエルタ・グランデするんだから、話が面白くなる。

 アパルタード(ソルテオ)の牛を観ての見立。今日は5頭目が1番良く見えた。3頭目と2頭目が微妙。


http://www2u.biglobe.ne.jp/~tougyuu/以下のHPの著作権は、斎藤祐司のものです。勝手に転載、または使用することを禁止する。


ホームに戻る  2019年闘牛観戦記