99年ニーム(フランス)、ペンテコステス祭の闘牛開催予定表と見所

por 斎藤祐司

 

5/20 牛、ホセ・ルイス・マルカ。アントニオ・オルドニェスを讃えるゴヤ闘牛。17:30開始。

“ホセ・マリア・マンサナレス、リベラ・オルドニェス、ウセダ・レアル”。

5/21 牛、ハンディージャ、ホセ・ルイス・マルカ、サルバドール・ドメク、アルクルセン、エル・トレオン、ダニエル・ルイス。17:30開始。

“エル・フリのウニコ・エスパーダ。(1人で6頭の牛を相手にする闘牛)

5/22 牛、ハンディージャ。11:00開始。

“クーロ・ロメロ、エンリケ・ポンセ、アントニオ・ロサダ”。

5/22 牛、アルクルセン。17:30開始。

“ホセ・トマス、ハビエル・コンテ、ホセ・ルイス・モレノ”。

5/23 若牛、イエルバブエナ(オルテガ・カノとロシオ・フラド)。11:00開始。

“ファン・バウティスタ、エル・ファンディ”。マノ・ア・マノ(一対一の闘牛)

5/23 牛、ビクトリーノ・マルティン。17:30開始。

“フェルナンデス・メカ、ペピン・リリア、ダビラ・ミウラ”。

5/24 牛、ロス・エスパルタレス。11:00開始。

“マリア・サラ、パブロ・エルモソ・デ・メンドーサ、パコ・オヘダ、アンディー・カルタヘナ”。

5/24 牛、セバダ・ガゴ。17:30開始。

“デニス・ロレ、モランテ・デ・ラ・プエブラ、ミゲル・アベジャン”。


99年ニーム(フランス)、ペンテコステス祭の見所

por 斎藤祐司

 マドリードからニームに行くには、バラッハス空港からフランスのマルセイユに行き、空港からバスに乗ってマルセイユの列車駅に行く。そこから3時間位だったと思う。ニームの駅を降りたら大きな道を突き当たりの公園まで歩いていくと、左側にある。日帰りは出来ないのでホテルはあらかじめ予約して置いた方が良い。それも出来るだけ早く。闘牛があるときは年に春と秋の2回。どちらも他のイベントもあるため非常に込んでいる。

 ニームの闘牛場はフランスで1番権威がある闘牛場。シモン・カサスが興行権を持っていた。今年は違うのか?ニメーニョUと言う、フランス闘牛界最高の闘牛士を輩出した所でもある。闘牛士の入り口には、ニメーニョUの銅像が建っている。

 ニームの常連セサル・リンコンは今年は呼ばれていない。マヌエル・カバジェーロ、エウヘニオ・デ・モラ、ビセンテ・バレラ、エル・コルドベスも呼ばない。ノビジェーロ時代スターだったチャマコも出ない。当たり前か。

 5月20日。この日はアントニオ・オルドニェスを讃える闘牛だ。その為にわざわざ孫のリベラ・オルドニェスを呼んでいる。往年大闘牛士マンサナレス、今更と、ウセダ・レアルの本物っぽい誤魔化し闘牛。

 5月21日。エル・フリのウニコが見れる。これは観たいなぁ。もし見に行くなら価値のある飛行機代になるだろう。今年正に飛ぶ鳥を落とす勢いのフリが何を見せてくれるかが楽しみだ。あのセビージャでの感動が再びか、これ以上のことを見せてくれるのか。

 5月22日昼。クーロ、ポンセ、は、特に書くことがない。もう1人は初めて聞く名前。

 5月22日。ホセ・トマスは一昨年の秋に散々な闘牛をやって物凄い口笛、罵声と、物を投げつけられながら退場した。それでもこうやって呼んで貰えるのはやはり彼の実力。ハビエル・コンテの恋人は歌手のマルタ・サンチェス。どちらも表層の人。オール・バッグの長めの髪の毛をポマードで決めても、見せ場はパセじゃなく見栄。牛のいない所じゃ何でも出来るよね。モレノはセビージャで観てガッカリした。あれじゃ二流。髪の毛は金色に近いけど。

 5月23日昼。ノビジェーロのマノ・ア・マノ。フランス人のバウティスタはアルルで4月にPGした。期待のフランス人だ。恐らくニメーニョに続いてスペインになぐり込みをかけていく闘牛士は彼しかいないかも知れない。それくらいの期待をフランス人は持っているようだ。ファンディは4月30日マドリードで成功を収めた。バンデリージャの撃ち方は素晴らしい。エル・ソロを彷彿する。ムレタはエル・ソロ以上。

 5月23日。メカなんて知らない。リリアはビクトリーノ・マルティンの牛の時は何処でも呼ばれる。いつも腰を引いてパセするところがあそこの牛にはあってるのかな。これ皮肉。ミウラは、パセの時に足が流れる。

 5月24日昼。マリア・サラは女性騎馬闘牛士。闘牛に女性の進出が最近目立つがこの先駆け。が、彼女を見る気はサラサラない。何故って、見てるとあまりの下手さにこっちが恥ずかしくなってくるからだ。メンドーサ、パコ、アンディーは見るべき騎馬闘牛士。

 5月24日。デニス・ロレは去年今は亡きニメーニョに牛を捧げ、レシビエンドで剣を刺してその日耳を4枚取った。ニームでは、良くやる。そつなくなんでもこなすがこれと言った特長がない。モランテはセビージャでプエルタ・デ・プリンシペは開けたばかり。去年までとはひと味もふた味も違う。アベジャンは、今年良くないのかな。どうしたんだろう。


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