サルバドール・コルテス、コヒーダ。退屈な午後。

2009年5月28日マドリード、ラス・ベンタス(第1級)闘牛場の今年35回目の結果。

19時開始、21時25分頃終了?20時48分照明点灯。

プレシデンテ、フリオ・マルティネス・モレノ。切符は売り切れで満員の入り。

セバダ・ガゴ(1頭目、2頭目、3頭目)、グアルディオラ・ファントニ(4頭目、5頭目、6頭目)牧場の牛。

   全体として、良くない牛が多かった。
   1頭目、。2頭目、。3頭目、
   4頭目、。5頭目、。6頭目、。
   


闘牛士

ルイス・ミゲル・エンカボ 沈黙、沈黙、口笛。

フェルナンド・クルス 沈黙、沈黙、沈黙。

サルバドール・コルテス コヒーダされ左太腿に20cmの角傷を受ける軽傷。

 晴。Tシャツでも日が当たり熱い。パラ牧場(牛Procedencia actual=現在の起源<基の血統>、カルロス・ヌニェス、ハンディージャ、トレストレジャ牧場)。闘牛士、ルイス・ミゲル・エンカボ、フェルナンド・クルス、サルバドール・コルテス。ほぼ満員。ソルのテンディド6アルトにて観戦する。

 ルイス・ミゲル・エンカボは何がやりたいのか首を傾げる。バンデリージャ打ちは殆どトロ・パサード。カポーテもムレタも良いところなし。剣刺しは2回が凄いバホナッソ。5頭目の牛はデスカベジョが16回。物凄い口笛とブーイングが沸き起こった。

 フェルナンド・クルスは、もう昔の様な姿が見あたらない。ダメ牛でも、死んでも良いというような無鉄砲さも気迫も野心のかけらも感じられない。これじゃ観る価値がない。4頭目6頭目は殆ど何もしないで終わった。それじゃ君も終わりだろう。

 サルバドール・コルテスは、非常に良いコロカシオン(立ち位置)にいる。フィグラが立つコロカシオンだ。しかし、ムレタ捌きが非道かった。エンガンチャのし過ぎ。何でコヒーダされたのか判らないが、ムレタ捌きが悪いのと返りの早い牛の扱い方が下手なのだろう。耳の切れる牛だった。それでも次の牛で何とかしろと思っていたらコヒーダ。なんなんだこれは。失望した。

 2日続けてのコリーダ・ドゥーラの闘牛。昨日は牛が良かったが、今日は良くなかった。3頭目のサルバドール・コルテスがコヒーダされた牛が1番良かった。耳の取れる牛だった。エンカボも、フェルナンド・クルスもダメだ。大体コロカシオン(立ち位置)が良くない。1番立ち位置が良かったサルバドール・コルテスはムレタ捌きが非道かった。


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