エル・フリ、耳2枚。マンサナレス、耳4枚。

2009年9月26日バルセロナ、モヌメンタル(第1級)闘牛場の今年17回目の結果。

18時開始、20時15分頃エル・フリとホセ・マリア・マンサナレスがプエルタ・グランデを通過する。

プレシデンテ、 。半分くらいの入り。

ビクトリアーノ・デル・リオ牧場の牛

   全体として、良い牛が出ていた。
   1頭目、。2頭目、。3頭目、。
   4頭目、。5頭目、。6頭目、。
   
   ソブレロ:ビクトリアーノ・デル・リオ牧場



闘牛士

エル・フリ 耳1枚と強いもう1枚要求、耳1枚。

ホセ・マリア・マンサナレス 耳2枚、耳2枚(牛、場内1周)。

カジェタノ・オルドニェス 挨拶、挨拶。

 晴。ビクトリアーノ・デル・リオ牧場の牛(牛Procedencia actual=現在の起源<基の血統>、ファン・ペドロ・ドメク牧場)。闘牛士、エル・フリ、ホセ・マリア・マンサナレス、カジェタノ・オルドニェス。パキーリの命日のため、入場行進のあとに1分間の黙祷が捧げられた。半分くらいの入り。ソル・イ・ソンブラのテンディド10にてビデオ撮影しながら観戦する。

 エル・フリは、ガジャンドしなくなった。カポーテのバリエーションを減らし、バンデリージャを打たなくなって大分立つ。相変わらず、ファエナでは、体を傾けている。それでも味の足りないファエナだ。真面目にムレタを振るところは買える。

 ホセ・マリア・マンサナレスは、こんなにベロニカが良かったけ?観客が沸くだけあって確かに良い。もうちょっと味があるとさらに良い。ファエナでは、手の低い長いパセを繋いで観客にオーレを叫ばせた。ファエナ自体は、初めの牛の方が良かったのだろうが、5頭目の牛は頭の高い牛で、1度もムレタを牛に払われることなくパセを繋ぎ、こちらでも手の低い長いパセで観客を沸かせた。

 素晴らしい出来だが、パセの時の体重移動で牛の方にある足が(デレチャソなら右足)、かかとが浮いて、力んでパセをしている。気合いを感じるが、味のないパセだ。それと、牛を誘うときの距離が同じだ。親父と一緒の欠点を持っている。レマテのあとの距離の取り方が不充分で良い牛の時はそれでも動くが、そうじゃないときは牛がダメになる。牛の見方が甘いのと、工夫が足りないと思う。

 カジェタノ・オルドニェスは、父親であるパキーリの命日の出場。観客は当然応援したが不発。何処が悪いという事ではなく、全てにおいて基準を満たしていない。それでも観客の温かい声援と拍手に応えて2回とも挨拶をした。兄のリベラ・オルドニェスと同じで甘やかされた闘牛士だ。そういう道を歩いていけば良いだろう。闘牛を必死やらなくても、お金を稼げるもんね、僕ちゃんは。


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