2007年5月27日マドリード、ラス・ベンタス(第1級)闘牛場のサン・イシドロ18日目(今年32回目)結果。 19時開始、21時24分頃終了。19時52分照明点灯。 プレシデンテ、フリオ・マルティネス・モレノ。今年11回目のノー・アイ・ビジェテ。満員。 コンデ・デ・ラ・コルテ牧場の牛(1頭目〜5頭目)、マリア・オレア牧場の牛(6頭目) 全体的に、頭が高く力強さが足りないマンソの牛が多かった。 1頭目、。2頭目、。3頭目、。 4頭目、。5頭目、。6頭目、。 闘牛士 アントニオ・バレラ 沈黙、沈黙アビソ1回。 イバン・ビセンテ 耳要求で場内1周アビオ1回、沈黙アビソ1回。 イバン・ガルシア 沈黙アビソ1回、沈黙。 |
曇。風が吹き気温が低く3月を思わせる陽気で寒い。コンデ・デ・ラ・コルテ牧場の牛(Procedencia
actual=現在の起源<基の血統>、コンデ・デ・ラ・コルテ牧場)。闘牛士、セラフィン・マリン、マティアス・テヘラ、エドゥアルド・ガジョ。ノー・アイ・ビジェテで満員。ソルのテンディド6にて観戦する。
アントニオ・バレラには、何も感じない。初めの牛は特に悪いわけではなかった。でも殆ど何も出来ない。4頭目の牛のファエナの始まりは、アレナ中央に立ってカステージャするようにデレチャッソで牛を呼んで背中を通すパセから始めた。体の前を通し背中を通しパセ・デ・ペチョ、手を替えてパセ・デ・ペチョで拍手。カステージャのような緊張感はここにはない。その後もパセを続けたが体の近くを通るパセはないし牛を扱えない。おまけに剣刺しはレシビエンドを2回やったが2回目などは受けるのではなく、牛が動くのを待てなくて自分から動いてピンチャッソ。お話にならない。
イバン・ビセンテは、2頭目の牛で耳要求があった。が、そんなに良いファエナではなかった。何故耳要求になったのか判らない。前見たときはもっと良かったが、今日は牛を扱えていなかった。レマテの後のに何故牛から離れないのだろう。そういうやり方をしていては、上に上がっていけない。
イバン・ガルシアは、3頭目の牛のバンデリージャ打ちだけが唯一の見せ場。ファンディの様に牛を誘って後ろに走りながら打っていた。ファンディ以外の闘牛士がこういうやり方でバンデリージャを打つのを初めて見たが意外といけていた。でもそれだけだった。
3人ともレマテの後に距離を取って牛に息をつかせないで闘牛をしていた。イバン・ガルシアは、セサル・ヒメネス、マティアス・テヘラとマドリード闘牛学校の同期。大分差が付いた。彼だけが蚊帳の外という感じ。牛も良くなかったが闘牛士も良くなかった。昨日の方が面白かった。
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