2007年5月1日マドリード、ラス・ベンタス(第1級)闘牛場の結果。 18時半開始、21時頃終了。20時照明点灯。 プレシデンテ、セサル・ゴメス・ロドリゲス。観客は観客は目測で1/4強の入り。 マルテリジャ、サカ・デ・ロス・トレロス牧場の若牛 全体的にレベルが高かった様に思う。 1頭目、良い牛の部類。2頭目、良い牛。3頭目は、左角が短かった。 4頭目は、良い牛。5頭目、割と良い牛。6頭目は、良い牛。 ソブレロ:ビジャマルタ牧場(2頭目の牛の換わり)。 闘牛士 ホセ・マヌエル・サンディン 沈黙、耳1枚。 ハビエル・ベルナル 沈黙、沈黙。 アントニオ・ホアオ・フェレイラ 沈黙、沈黙。 |
風が吹き寒い。冬服でも震える寒さだった。ダウンジャケットを着ていたが毛糸の帽子が欲しいくらいの寒さ。マルテリジャ牧場、カサ・デ・ロス・トレロス牧場の若牛(Procedencia
actual=現在の起源<基の血統>、マルケス・デ・ドメク牧場)。見習い闘牛士、ホセ・マヌエル・サンディン、ハビエル・ベルナル、アントニオ・ホアオ・フェレイラ。1/4の入り。ソルのアンダナーダ(7)にて観戦する。
ホセ・マヌエル・サンディンが、何故耳を切ったのか判らない。耳の安売りバーゲンだった様な気がする。ドタバタ闘牛でレマテのパセ・デ・ペチョに時に足が動くし腰が引けている。だから、誤魔化し的なトゥリンチェラが多かった。1回コヒーダされたとはいえマドリード出身だから耳を切ったとしか思えない。殆ど意味不明の耳だった。
ハビエル・ベルナルは、まず、ベロニカの時に、右角の時と左角をパセするときのカポーテの振り方が違う。これは角に合わせているからではない。おそらく彼は右利きで、右角の時は良いのだが、左角時はちゃんとカポーテが振れていないのだ。これは練習をしていないからだろう。これ以上書くことがあるだろうか。ムレタの時も同じなのだ。退屈なパセのオンパレード。
アントニオ・ホアオ・フェレイラは、3人の中では1番まともに闘牛をやっていた。結果はどうあれ、彼だけに将来がありそうな気がした。ちゃんと勉強してアレナに立っていることが判る。ただし、パセはエンガンチャ(角にムレタをはらわれる)が多かった。つまり、牛が判らないのだ。これも決定的な事かも知れない。致命的とも言える。
寒さと眠さに耐えながらの退屈な時間だった。耳を観たという証人としていただけだ。それでもスペイン人たちは、耳を要求しそれが叶った。こう言う耳もあるのだと言うことだ。
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