| ２００７年５月１５日マドリード、ラス・ベンタス（第１級）闘牛場のサン・イシドロ６日目（今年２０回目）結果。 １９時開始、２１時頃終了。 プレシデンテ、フリオ・マルティネス・モレノ。満員。今年３回目のノー・アイ・ビジェテ。 ヌニェス・デル・クビジョ牧場の牛 全体的に、良くない牛もいたが、良い牛が出た。 １頭目、。２頭目、ペリグロ。３頭目、良い牛。 ４頭目、。５頭目、良い牛。６頭目、頭の高い牛。 闘牛士 モランテ・デ・ラ・プエブラ 口笛、口笛。 アレハンドロ・タラバンテに代わり、クーロ・ディアス 沈黙、挨拶。 エル・カペア 口笛、沈黙。 |
晴時々曇。日陰になると風が吹いているので肌寒くなる。ヌニェス・デル・クビジョ牧場の牛（Procedencia
actual＝現在の起源＜基の血統＞、ファン・ペドロ・ドメク、カルロス・ヌニェス、オスボルネ牧場）。闘牛士、モランテ・デ・ラ・プエブラ、アレハンドロ・タラバンテに代わり、クーロ・ディアス、エル・カペア。満員。ソルのテンディド６にて観戦する。
モランテ・デ・ラ・プエブラは、非道いもんだ。ムレタを持って何もやらなかった。あれだけ綺麗な闘牛が出来るのに・・・。だから口笛を吹かれる。６頭目のカペアの牛のキーテは良かった。あんなカポーテ捌きは他の闘牛士では出来ないだろう。そういう物をみんなは観たがっているのに、それを安定的に闘牛場で見せることが出来ない。彼はラス・ベンタス闘牛場を熱狂させる物を持っているのに・・・。
クーロ・ディアスは、４月２９日のプエルタ・グランデの調子をそのまま持ち込むことが出来た。５頭目の牛は良い牛を引き当てた。ベロニカを繋ぎレマテのメディア・ベロニカをしたら左角が短いのが判った。ムレタでは、デレチャッソで左右に牛を交わしパセ・デ・ペチョ。アレナ中央へ行ってデレチャッソ３回繋いでパセ・デ・ペチョ。やはり長いパセが繋がる。デレチャッソ３回でパセ・デ・ペチョ、トゥリンチェラ。ゆっくりとしたパセが繋がり「オーレ」がなった。離れデレチャッソ５回でパセ・デ・ペチョ、トゥリンチェラ。「オーレ」が続き喝采がなった。
ナトゥラルではクルサードしても牛が動かない。繰り返し誘い３回繋がりまた、クルサードして３回繋ぎトゥリンチェラで牛の前に立て「オーレ」が喝采に消された。デレチャッソを繋ぎパセ・デ・ペチョからトゥリンチェラ。これがゆっくりと決まる。剣を代え、トゥリンチェラの後、ムレタを角にはらわれて落とす。スエルテ・ナトゥラルでピンチャッソ。スエルテ・コントラリアで非道い剣が刺さった。凄いバホナッソでしかも斜めに刺さっていた。口笛が吹かれる。剣をバンデリジェーロが抜いてまた刺そうと牛を置こうとしたが牛が膝を着いた。剣が１回でちゃんと刺さっていれば耳１枚出ていた。残念だ。
エル・カペアの非道さは前回１１日でも書いた。良い牛が出ても何も出来ない。「クルサードしていない、とか言う問題以前の問題。ノビジェーロより非道い！これじゃ非道すぎて、カペア（素人闘牛）を観ているようなものだ。これでお金を稼いでいること自体に腹が立つ。ハッキリ言って泥棒だ！観る価値の全くない闘牛士！去年ブラック・リストに載ったが、三つ星クラスの超ダメさ加減！単なる親の七光り、と言っても全然光っていない！光っているとすれば、ダメさ加減がピカ一！牛が扱えるとか扱えないとか言う以前の問題でこれ以上非道い闘牛士がいたら教えて欲しい。何でサン・イシドロ出て来たわけ！」と言うのが前回の文章。同じだ。
つまり何も始まっていないから、終わらない！このまま続けるんだろうなぁ、非道闘牛を・・・。
今日は帽子を忘れていったら、途中で牛のスペイン人が麦わら帽をくれた。いつもノートを取っているの観ていたからだろう。終わってからみんなに会ってコロキオをした。Mさん、Tさん、Yさん、寿美さん、番長。カペアの非道さ、モランテのベロニカ、クーロ・ディアスの闘牛を話した。今日のヌニェス・デル・クビジョ牧場の牛はいつもと比べて良い牛が出た。少なくても耳が切れる牛が２頭（３頭目、５頭目）いた。これにはちょっと驚いた。４月８日もタラバンテが耳２枚を切っているが今年は良いのだろうか？
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