2006年6月9日マドリード、ラス・ベンタス(第1級)闘牛場の75周年記念ミニフェリア4日目(45回目)開催の結果。 19時開始、20時50分頃終了。19時16分照明点灯。 プレシデンテ、マヌエル・ムニョス・インファンテ。25回目のノー・アイ・ビジェテ。観客は満員。 ビクトリーノ・マルティン牧場 全体的に、1頭目から3頭目は闘牛にならない様な非道い牛が多かった。 1頭目、ペリグロ。2頭目、コンプリカド。3頭目は、ペリグロ。 4頭目は、左角が良い牛。5頭目、右角がブスカンドして左が抜ける牛。6頭目は、右角が良い牛。 闘牛士 フランシスコ・エスプラ 沈黙、挨拶。 ルイス・ミゲル・エンカボ 罵声、拍手。 エル・フリ 拍手、挨拶。 追記:4頭目の牛がタブラを超えてカジェホンの中に入ったが怪我人はなかったようだ。 |
曇りのち雨。肌寒い。ビクトリーノ・マルティン牧場の牛(Procedencia actual=現在の起源<基の血統>、マルケス・デ・アルバセラーダ(コンデ・サンタ・コロマ)牧場)。闘牛士、フランシスコ・エスプラ、ルイス・ミゲル・エンカボ、エル・フリ。観客は満員の入り。ソルのテンディド5にて観戦する。
フランシスコ・エスプラが2頭目の牛で何故挨拶したのか。それは、右角が危なく左角だとパセを通せる牛。ナトゥラルを繋いでいたから挨拶しただけ。もっと良いナトゥラルが出来たはずなのに・・・。
ルイス・ミゲル・エンカボが、1頭目で罵声を浴びたのは、何もしなかったから。怖がってパセをせずに直ぐに剣を代え、ピンチャッソ2回のあと、凄いバホナッソで斜めに入ったため。2頭目の牛では、ベロニカでオーレがなった。でもファエナは、牛の頭が一瞬だけ下がる牛で特にナトゥラルは難しかった。デレチャッソは未だパセが繋がったがこの牛から耳を切るのは難しい。
エル・フリは、上記2人に比べれば1番良かったが、それでも足りない。驚いたのは、牛を誘うときに、ムレタをあまり振らずにパセを繋いでいたことだ。ビクトリーノ・マルティンの牛の場合は、こういうやり方が最良だ。時々長いデレチャッソが繋がりオーレがなったが、耳になるようなファエナじゃなかった。剣もカイーダのテンディダ。
折角、ビクトリーノ・マルティン牧場の牛で期待したが、6月2日と言い今日と言い良くなかった。あの野性的な牛は何処へ行った!後半の3頭がパセのあとの返りが早かったりブスカンドしたりで未だらしさがあったが、それでも期待はずれ。この75周年記念闘牛は牛が悪すぎる!
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