カペアは良い牛が出ているのに何も出来ない!他は牛が悪い。

2006年5月26日マドリード、ラス・ベンタス(第1級)闘牛場のサン・イシドロ17日目(32回目)開催の結果。

19時開始、21時07分頃終了。20時58分照明点灯。

プレシデンテ、トゥリニダ・ロペス・パストル。今年16回目のノー・アイ・ビジェテ。観客は満員。

牧場

ラグナハンダ、エル・トレロ
   全体的に
   1頭目、2頭目、3頭目は、良い牛。
   4頭目は。5頭目、。6頭目は、。

ソブレロ:マリア・デル・カルメン・カマチョ牧場(1頭目に換わり)、
     ラ・パルモシジャ牧場(5頭目に換わり)


闘牛士

ウセダ・レアル 沈黙、沈黙。

エドゥアルド・ガジョ 沈黙(アビソ)、沈黙。

エル・カペア 口笛、沈黙。

 曇り。日が暮れると寒い。1頭目、2頭目、4頭目、5頭目、6頭目ラグナハンダ牧場の牛(Procedencia actual=現在の起源<基の血統>、エル・トレロ牧場)。3頭目エル・トレロ牧場の牛(Procedencia actual=現在の起源<基の血統>、ファン・ペドロ・ドメク牧場)。闘牛士、ウセダ・レアル、エドゥアルド・ガジョ、エル・カペア。満員の入り。ソルのテンディド5にて観戦する。

 ウセダ・レアルとエドゥアルド・ガジョは、一言で言えば、牛が悪かった。

 エル・カペアの、1頭目は今日1番良い牛だった。でも何も出来ない。初めのタンダ・デ・ムレタッソのあとに直ぐに口笛がある。そのあとのファエナも全部口笛が鳴った。ただムレタを振っているだけ。良いパセを引き出そうとか、全く考えていない。牛に遊ばれている感じだ。だから、良い牛なのに観客が怒る。コンフィルマシオン・デ・アルテルナティーバを受けたばかりに若い闘牛士がこれだけファエナ中に口笛を浴びるのを観たことがない。有名闘牛士の息子でもラス・ベンタス闘牛場の観客は過酷な判定を行った。もう観たくないと言うのが、感想だ。

 5頭目が終わったとき、Yさんが来て、私帰るから。カペアは観なくて良い。観る価値がないから。と、言って帰って行った。これは正しい考え方だ。まさに時間の無駄。見習い闘牛士と同じか、それ以下である。アレハンドロ・タラバンテの実力の1/10もない。


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