曇り空で寒いマドリード、ラス・ベンタス闘牛場。牛、アドルフォ・マルティン牧場。闘牛士、ソトルコ、ファン・ホセ・パディージャ、ゴメス・エスコリアル。大体満員。テンディド6、バッホにてYさんと一緒に観る。
1頭目の牛が場内1周。体型の良さ、気品、風格を感じさせる牛だった。ピカが入っても、剣が刺さっても死んでからも口を開かない。野性的な良い牛。パセの後、返りが早く気を抜くとコヒーダされる。ちゃんとカポーテやムレタを振らないと体の方に来るので、緊張の連続でファエナ。でも、クルサードしてちゃんとムレタを振っていれば良いパセの出来る牛が多かった。
ソトルコ、ファン・ホセ・パディージャ、ゴメス・エスコリアル。誰も良いファエナが出来なかった。場内1周をした牛を相手にしたソトルコだけが場内を少し沸かせたが、後はダメだった。こういう野性的な牛はフィグラはやりたがらない。去年は、ホセリート、ホセ・トマス、ミゲル・アベジャンがやったが、アベジャンが耳1枚を取り、ホセ・トマスは、アビソ3回の失態を受けた。
スペイン人は闘牛場からの帰り、牛はいたが、闘牛士はいなかった。と、言っているだろう。良い牛だった。でも、それじゃ、誰がこの牛をちゃんとファエナできるのか?マヌエル・カバジェーロやフランシスコ・エスプラの良いときなら出来るだろう。
良い牛なんだけどなぁー。
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