ミウラ耳1枚。

2003年4月29日セビージャ、レアル・マエストランサ闘牛場(第1級闘牛場)の結果。

 晴れ。レアル・マエストランサ闘牛場。トレストレジャ牧場。闘牛士、リベラ・オルドニェス、アントニオ・フェレーラ、ダビラ・ミウラ。観客はほぼ満員の入り。ソルのグラダにてshouheiーmama、しょうへい君、くまさんと観戦す。

 今日は牧場に期待していたのに3頭も牛を変えた。闘牛場から出てきたときは21時半だったのでビックリした。

 オルドニェスはほとんど印象居残っていない。カポーテ技くらいかな。

 フェレーラはバアンデリージャ打ちで見せたキエボロで観客を総立ちにさせた。でも、ファエナでは、初めがひざばかり着く牛。次が動かない牛。これじゃ出来ない。

 ミウラは、左角が体の方を通るときにブスカンドする牛を相手にした。それでも右手では大きなゆっくりとしたパセを繋いで観客を沸かせた。剣刺し前にコヒーダされたのはブスカンドしていた為。剣は半分テンディダで入り後ろに刺さった。耳にはならず場内1周。最後の牛も左角が体の方を通るときにブスカンドする牛を相手にした。しかしこの牛を上手いこと扱った。始めに右手で大きく長いパセを繋ぎパセ・デ・ペチョ。そうやってブスカンドするのを確かめ、そうならないように注意しそれから、ナトゥラルをやった。手に低い長くゆっくりとしたパセが繋がると闘牛場の観客興奮は頂点になった。

 驚いたことにミウラがこんな闘牛が出来るとは思わなかった。素晴らしいナトゥラルだった。剣は良い所に決まった。剣を変えてからの最後のファエナが今ひとつだったので耳2枚にはならなかったが非常に良いファエナだった。場内1周する満面の笑みは彼の満足感を表している。

 しょうへい君は旅行疲れと時間が遅いため3頭目から眠ってしまった。でも始めの牛が出てきたら驚いたように見入っていた。ママは途中から抱っこしてずっと見ていた。母親っていうのは凄いもんだ。前も後ろも詰まっている非常に狭い空間で、15キロか20キロある子供をひざの上に乗せたまま1時間以上も座り続けることが出来るのだ。僕などは1頭牛が終わると立たないと尻が痛くなって来る。尊敬に値することだ。くまさんも面倒見が良いのでしょうへい君楽しそうだし、安心している。お姉ちゃんたちのことを話し、それを聞いて僕らが笑っていると、「もう、笑い事じゃないんだから、本当に」という言葉にはとても5歳の子供の言葉とは思えなかった。ママは、牛の交換やコヒーダなど色々あって始めての闘牛観戦を楽しんだ様だった。

(アダプターを日本に忘れてきた為に自分のパソコンが使用できずに、掲示板に取りあえず書いたものに手を加えずにここに残すことにする。だから、短いコメントが多い。)


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