ホセ・トマス、プエルタ・グランデ。ホセリート、耳1枚。モランテ、牛動かず。

2001年5月27日、バルセロナ、モニュメンタル闘牛場。(第1級闘牛場)

 快晴のバルセロナ、モニュメンタル闘牛場。テンディドは満員。グラダとアンダナーダは1/3から1/2の入り。全体で約8割の入り。

 ファン・ペドロ・ドメク牧場。闘牛士、ホセリート、ホセ・トマス、モランテ・デ・ラ・プエブラ。

 ホセリートは、地味な仕事でもきっちり結果を出す。初めの牛はベロニカを繋ぐと膝を着いた。ピカが入った後馬から離れるとまた膝を着く。観客は口笛を吹いた牛を交換するように求めたが叶わなかった。ムレタでは、右手の膝を折ったパセから始め内側へ。クルサードして右手を繋ぐが牛の動きが悪い。ホセリートはナトゥラルでも丁寧な仕事をして牛の理科らを出そうとしたが牛が悪すぎる。本当にファン・ペドロ・ドメクの牛かと疑いたくなるような牛だ。剣はピンチャソの後、スエルテ・コントラリアで良い剣を刺した。観客の喝采を浴びて挨拶をした。

 2頭目では、ラルガ・カンビアールから膝を折ったベロニカを繋いでアレナの中央へ行き膝を折ったラルガを決めると「オーレ」と喝采がなった。牛はコッホになっていた。ピカが入った後のベロニカで膝を着く。観客が口笛を吹いて牛を交換するように要求した。ホセリートはガジョシーナを1回したら転んでコヒーダされた。立ち上がって今度もガジョシーナを繋ぐ。「オーレ」がなる。牛の前で見栄を切ると、プレシデンテは牛の交換を支持した。ホセリートは、プレシデンテを睨み付けるようにして怒っているようだった。

 代わった牛は、エルマノス・デ・サンパブロ。膝を折ったベロニカからベロニカを繋ぎメディア・ベロニカ。ピカは左肩の上など悪いところに入った。ムレタは、珍しく右手のロディージャから始めた。右手を繋ぎパセ・デ・ペチョ。内側でクルサードして右手でパセを繋ぐ。ナトゥラルでもクルサードして丁寧にパセを繋ぐが如何せん牛の動きが悪い。剣はスエルテ・ナトゥラルで非常に良い剣が決まった。ファエナは丁寧だったが少し物足りなかった。それを見事な剣で耳1枚を獲得した。

 ホセ・トマスは、剣さえ失敗していなかったらこの日耳4枚取っていただろう。

 時間がないので続きは後で。残念だなぁ。


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