99年4月26日、セビージャの結果

ビセンテ・ベハラノ、耳1枚取る。

por 斎藤祐司

 

 牛、グアルディオラ。闘牛士、フィニート・デ・コルドバ、ホセ・ルイス・モレノ、ビセンテ・ベハラノ。

 

 1頭目、牛の名前は、ピンチャドール。分け分かんない名前だ。フィニートのベロニカは腰が動く。風が強くムレタが振りにくい。ファエナできず。怖がってパセが出来ない。剣刺しは、フィニートもピンチャドールになってしまった。ピンチャソ5回。デスカベジョ2回目で決める。牛は悪くなかった。

 2頭目、モレノ。ピカは瘤の後ろに入る。2回目は肩の後ろ。キーテをするが扱いにくい牛だ。ブリンディースは観客に捧げられた。遠目から牛を誘うって来る牛。膝を折るパセの連続。クルサードして右手のパセ。良いパセが続き音楽が鳴る。パセは牛を体の外目を通している。これが気にくわない。好みのタイプの闘牛士じゃない。サン・イシドロにも出てくるがこれでは駄目だ。ニセの剣は気を使用している。これはリトリと同じ。スエルテ・コントラリアで良いところに刺す。デスカベジョ1回。耳は出ず。ブエルタ。

 3頭目、ベハラノ。ベロニカは無難にこなしたが、味がない。落ち着きのない牛。ピカは肩より後ろに刺さった。ピカ後、牛は膝を着くようになった。牛はそんなに良くないが怖がってパセの時に腰が引ける。クルサードしない。牛1度座り込む。剣1回カイーダ気味に刺さる。デスカベジョ3回。

 4頭目、フィイート。ベロニカは良くなかったがメディア・ベロニカだけは良かった。ピカの後も頭の高い牛。バンデリージャは刺しにくいようだ。

 5頭目、モレノ。凄く良いメディア・ベロニカをした。   クルサードが足りない。牛は思うように動かない。最悪の剣刺し。クーロ・ロメロ並み。何処へ行くモレノ。家にでも帰るつもりか。ピンチャソ3回。解説者は牛が難しいから剣刺しも難しいと言っている。でも非道い剣刺しだ。デスカベジョを出す。恥知らず。2回目で決める。

 6頭目、ベハラノ。アジュダード・ポル・アルトで肩に牛の肩が当たって転びそうになる。ナトゥラルが良い。盛り上がる。ただし脇を開いて牛を誘っている。それがなければ感動的だ。パセ・デ・ペチョは足の長いパセだった。ファエナの最後の方は良かった。剣は1回で決めて耳1枚。
 


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