ソトルコ何もない。ポンセ、誤解?フリ判っていない。ヒリポジャ!

2005年5月23日マドリード、ラス・ベンタス(第1級)闘牛場の結果。

 2005年サン・イシドロ第13日目。快晴。無風で暑い。エル・プエルト・デ・サン・ロレンソ牧場(5頭目、6頭目)、ラ・ベンタナ・デル・プエルト牧場(1頭目、2頭目、3頭目、4頭目)の牛(Procedencia actual=現在の起源<基の血統>、アタナシオ・フェルナンデス(エル・プエルト・デ・サン・ロレンソ牧場)牧場)。闘牛士、ソトルコ、エンリケ・ポンセ、エル・フリ。プレシデンテ、ホセ・マヌエル・サンチェス・ガルシア。今年7回目のノー・アイ・ビジェテ。ソルのテンディド5バッホにて、Tさん、寿美さんと一緒に観戦する。19時開始、終了時間記録せず。多分21時5分頃終了。

 ソトルコは、お粗末。距離もコロカシオンも判っていない。パセで腰が揺れる。ムレタだけ横に出して引っ込めてパセをする。それじゃキエブロのパセ。パセをどうでも良いから繋ぐというのは闘牛じゃない。足はドタバタしている。剣刺しは右角の外側に立って剣を構えている。あーあっ。つまんない!

 エンリケ・ポンセは、フィグラなのに牛が悪いことを理由にしている。いや、俺はちゃんとやったと言うかも知れないが、それは違うでしょう。クルサードが甘い。牛を誘うときにピコで誘う。ムレタを横に出して誘っている。パセ・デ・ペチョで脇が開いている。色々あるけど、悪いところはこの辺で勘弁してあげる。良いところは、脚の弱い牛をつぶさないように、ファエナの初めで、ムレタを高目にてパセを通している。パセの最後の部分でパセ・デ・ペチョのようにムレタを上に振って牛の首を上に上げている。だから、牛はつぶれないようになった。ここは闘牛場に長年立って牛を扱ってきた1流闘牛士である部分。

 テンディド7が騒いでいても淡々とファエナをやっていた。でも、あなたのファンはパセが繋がると、「オーレ」を言った。牛を動かしているから。ほれ見ろ、俺はちゃんと闘牛をやっていると思っているでしょう。そうじゃないんだけど、分かんないよね。Mさんが言うには、ポンセのファンはポンセをダメにしている。ポンセはその犠牲者だ、と。あれで、「オーレ」がなったり、拍手がなったりする反応は確かにポンセを犠牲者にしていると思う。ちゃんと闘牛をやっていなくてもファンが沸くのはおかしい。ポンセは今までも、これからもこうやって誤解して闘牛を続けていくんだろうなぁ、きっと。田舎仕様の闘牛が身に付いて離れない。ラス・ベンタス闘牛場でも同じやり方。悲しい1流闘牛士。

 エル・フリは、ちゃんとやろうとしているのは判るけど・・・。距離が判ってない。あー。6頭目の牛でナトゥラルから始める。デレチャッソの方が動く牛なのにその見極めが出来ていない。ガッカリするよなぁ。何でそういう重要なことが判らないのだろう?今まで今日は右から初めてとか、今日は左から初めてとか、訳が分からなく無意味に過ごしてきたからじゃない?君は勉強不足ですよ!ロベルトがセサル・リンコンやポンセなどと一緒にカルテル組んだりしている理由が分かっていない。1流闘牛士から良いものを盗めって事なのに・・・。若い!青い!熟す前の果実。このまま熟さずに終わるかどうかは、全て君自身の問題だ。

 今日はつまらなかった。ソトルコ、お呼びじゃない。ポンセ、哀れ。ポンセにとってポンセのファンとの関係は、良い友人がいないの様な、良い女と付き合えない男の様に、いつも成長を手助けしてもらない関係のようだ。つまり、お互いに成長補助してくれる様な良い理解者がいないのだ。だから、ポンセは哀れ。フリ、判ってない。ヒリポジャ!


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