99年4月23日、セビージャ速報

エル・フリ耳3枚取る。怪我でプエルタ・デ・プリンシペ出来ず!

por 斎藤祐司

 フリアン・ロペス“エル・フリ”が、この日3頭目の牛でグラン・ファエナをした。が、剣刺しが1回で刺せず耳1枚。そして、この日最後の牛で、またグラン・ファエナをした。が、ナトゥラルの時に牛が動かず、そのままムレタを牛の前に出して誘っていたら左角に左足をはらわれてその後、右角に左太腿を刺され怪我をした。

 左足を引きずりながらファエナを続け、剣刺しを1回で決めて牛が倒れてから医務室に向かった。耳は2枚出た。医務室に運ばれたフリは、大怪我ではなかった。担当した主任外科医は、「重要な血管は1本も切れていない。5日もすれば闘牛場にでれるだろう」と、言った。

 セビージャでは、耳3枚取らないとプエルタ・デ・プリンシペ出来ない。この日、エル・フリは耳3枚取ったがプエルタ・デ・プリンシペは出来なかった。何故なら、怪我の治療をしていたからだ。

 クーロ、ポンセは良いところなし。


http://www2u.biglobe.ne.jp/~tougyuu/以下のHPの著作権は、斎藤祐司のものです。勝手に転載、または使用することを禁止する。


ホームに戻る