ナトゥラルとは、左手のパセのことを言う。何故そう言うかと言えば、手に持っているのがムレタだけだからだ。右手には剣を持つと決まっているので右手の場合はナトゥラルとは言わない。以前ナトゥラルはホセリートが最高だった。そのホセリートが96年5月2日ラス・ベンタス闘牛場で見せた右手のナトゥラルは伝説になっている。ナトゥラル・デレチャ・シン・エスパーダという。
今はホセ・トマス。97年サン・イシドロ祭で見せたファエナはまさに左手1本で耳2枚を取った。以降99年までラス・ベンタスの観客を唸らせ続けている。今まさに、イドロ・デ・マドリードが、ホセ・トマスだ。牛の目の前でクルサードしてナトゥラルを何度も何度も繰り返す。観客は視線だけじゃなく心まで釘付けにされてしまう。闘牛の王道を行くパセだ。
パセの時に右手は右尻に置き剣を足と平行にして持つ。こうしないと剣先が足などに刺さってしまう。全闘牛士のお手本になるナトゥラルだ。
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