TIPS(1)


[1]モバイルギアIIをLAN環境下で使う

モバイルギアは、LANカードを使うことで、LAN環境に対応させることができます。最近は、LANカードが非常に安価になったので、是非、家庭でもLAN環境を構築すべきです。モバギ側のLANカードの他に、PC側のLANカードやハブを含めても、1万円前後で構築できるでしょう。
注)LAN環境構築自体の説明はここでは扱いません。

[1.1]ネットワークの設定を行う

準備中

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[1.2]WindowsCEサービスを使ってPCとファイルをやりとりする

準備中

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[1.3]WindowsCEサービスを使わずにPCにファイルをやりとりする

モバイルギアIIでは、WindowsCEサービスを使って、PC(Windows95/98/NT4)にアクセスするのが普通の方法です。しかし、R320に搭載されているWindowsCE2.11では、LAN環境下においてWindowsCEサービスを使わずに、モバギ側からPCにアクセスすることができます。

必要なもの

方法

以下はPC側がWin95/98の場合です。NT4.0ではPC側の設定が若干違う部分があります。

  1. モバギをLAN環境に接続し、必要なネットワークカードその他の設定を行っておきます。
  2. PC側で「コントロールパネル」の「ネットワーク」の「ネットワークの設定」において「ファイルとプリンタの共有」において、「ファイルを共有できるようにする」をチェックします。後のために、ついでに、「プリンタを共有できるようにする」もチェックしておきましょう([1.4]Windowsネットワーク上のプリンタに印刷する)。
  3. PC側でエクスプローラでアクセスしたいドライブまたはフォルダを右クリックして「共有」を選択し、「共有する」にします。「アクセスの種類」「パスワード」は必要に応じて設定します。「共有名」はデフォルトではドライブ名またはフォルダ名になります(例えばCドライブなら「C」)が、別の単語に変更してもかまいません(例えば、CD-ROMなら「CD-ROM」とか)。ただし、ASCII文字(半角英数字)にした方が良いでしょう。
  4. モバギ側でエクスプローラのアドレスの部分に、「\\」の後に続けて、PCのコンピュータ名を入れてやれば、共有されているドライブ・フォルダが見れます(例えば、PCのコンピュータ名が「PC」だった場合「\\PC」)。なお、PCのコンピュータ名は、「コントロールパネル」の「ネットワーク」の「識別情報」で確認できます。

なお、WindowsCE2.0搭載機でも、Microsoft社でドライバ(Microsoft WindowsCE Network Client)を落としてきてインストールすれば、可能だそうです

注意点

残念ながら、PC側からモバギ側に、アクセスすることはできないようです。もしできる方法があれば、お教え願いします

更新記録

1999/9/12 執筆
1999/9/15 注意点追記
1999/9/18 ドライバの所在を追記・番号を[1.1]から[1.3]に変更

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[1.4]Windowsネットワーク上のプリンタに印刷する

Windows95/98/NT4では、LAN環境下において他のPCに接続されたPCに印刷を実行することができます。WindowsCE2.11が搭載されているR320でもモバギからPCのプリンタにプリントアウトすることが可能です。

必要なもの

方法

以下はPC側がWin95/98の場合です。NT4.0ではPC側の設定が若干違う部分があります。

  1. モバギをLAN環境に接続し、必要なネットワークカードその他の設定を行っておきます。
  2. PC側で「コントロールパネル」の「ネットワーク」の「ネットワークの設定」において「ファイルとプリンタの共有」において、「プリンタを共有できるようにする」をチェックします。
  3. PC側で「プリンタ」で印刷したいプリンタを選び、「プロパティ」の「共有」タブを選び、「共有する」にチェックします。「共有名」は適当の名前を設定します(例えば、私の場合NECのPICTYシリーズのプリンタ(PC-PR101/J180)なので「PICTY」)。ただし、ASCII文字(半角英数字)にした方が良いでしょう。「パスワード」は必要に応じて設定します。
  4. モバギ側で印刷機能がある適当なアプリケーション(例えば、Pocket Wordです。余談ですが、印刷機能があるアプリは以外に少ないです)を選び、「ファイル」の「印刷」を選択します。すると、「印刷」の画面が表示されます。
  5. まず、「プリンタ」はプリンタに応じたドライバを選択します(選択肢はWin95/98/NT4みたいに個別の機種毎に細かくなく、例えば、私のPC-PR101/J180なら「PICTY#2」です。かなり大ざっぱなので、どれを選べばいいか分からないかも知れませんが、もし、分からなければ片っ端から試してみるのも手です)。
  6. ポート」は「ネットワーク」とします。
  7. そして、「場所」はLAN上の識別名を入力します。例えば「PC」というコンピュータ名のPCにつながっている「PICTY」という名前で共有されているプリンタなら、「\\PC\PICTY」とします
  8. 最後に「OK」のボタンを押せば、プリントが始まります(少し間が空きます)。

なお、WindowsCE2.0搭載機でも、たぶん、[1.3]同様、Microsoft社でWindowsCE Network Clientを落としてきてインストールすれば、可能じゃないかと思いますが、保証できません(出来た場合は連絡ください)

更新記録

1999/9/15 執筆
1999/9/18 ドライバの所在を追記・番号を[1.2]から[1.4]に変更

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[1.5]2カ所のLANで使う技(1)

2カ所以上のLAN、例えば自宅と勤務先で、モバギを使おうとすると、まず問題になるが、LANの設定が各々の場所で必ずしも同じではないということだ。具体的には、IPアドレスやWINSの設定が異なることになる。もちろん、モバギを持ち運ぶたびに、LANの設定をやり直せば、良いわけだが、はっきり言って面倒である。
同じことを考える人は世の中に多いようで、LANの設定を一発で切り替えてくれるフリーソフトが存在する。これを使えば、楽にLANの設定を切り替えることが可能である。

必要なもの

方法

  1. まず、http://www.netlaputa.ne.jp/~teturo_s/でNetSetCEをダウンロードしてくる。ダウンロードするのは、PCでもモバギでも良い。どちらが良いか分からなければPC上でダウンロードした方が楽である。
  2. ダウンロードしたファイルは、LHA書庫ファイルになっているので、適当な手段で解凍を行う。なお、解凍手段は自己解決すること。なお、PC用の解凍用のソフトウェアは山のようにあり、VECTORとか窓の杜で入手できる。
  3. 解凍したのがPC上なら、モバギ上に適当なフォルダを作り、そこに解凍したファイルをCEサービスなどを使ってコピーする。
  4. 以降の作業は、解凍したファイルに含まれている説明文書に従うこと。

更新記録

1999/9/26 執筆

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[1.6]2カ所のLANで使う技(2)

2つめの技は、技というより、小技に属するたぐいのことである。
WindowsCEで使えるLANカード(イーサネットカード)はPCMCIAカードまたはCFスロット対応のカードということになる。
しかし、これらのカードは厚みが薄いため、通常はLANケーブル(普通は10BASE-T。PC用なら100BASE-Tも増えてきたが)を直接差すことはできない。そのため、通常、専用のケーブル(Melcoのやつはメディアカプラと称していた)を介して、HUB又はLANケーブルと接続することになる。それ故、もし、2カ所のLANでCEマシンを使おうとしたら、普通はLANカードに加えて、専用ケーブルも持ち運ぶ必要がある。
LANカード自体は、マシン本体に収納できるし、あるいは取り出してもそれほど持ち運びに困るものではない。しかし、専用ケーブルははっきりいって、持ち運ぶのに苦労する。鞄に適当につっこんだりして持ち運べば、ケーブルが絡まってしまうし、最悪の場合というより相当な確率で、断線して、使い物にならなくなる可能性がある。
では、どうすれば良いのか?簡単である。専用ケーブルを持ち運ばなければよいのである。
具体的には、専用ケーブルを2本用意し、各々の場所においておけば良い。そうすれば本体(LANカード入り)を持ち運んで、その場で、専用ケーブルにつなぐだけでよい。
通常購入したLANカードには、専用ケーブルが1本しかついていない。そのため、通常は思いついてもすぐに断念することになる。しかし、以外に知られていないことだが、たいていの場合、専用ケーブルは何らかの手段で別売で追加購入することができる。秋葉原等の大手のPC店で聞いてみれば、別売の専用ケーブルがおいてあることがあるし、近くに大きなPC専門店がなければ、小さいPC店でも注文してみれば良い。また、店頭で購入できない場合でも、LANカードのメーカに直接問い合わせれば、保守品扱いということで、直販で購入できることもある。
メーカでも購入できない場合は、最後の手段として、同じLANカードを2枚購入するという手もある。この場合、LANカードの一枚は無駄になり、無駄な出費なので、あくまで最後の手段である(といっても大した出費ではない)。最初にLANカードを購入する時に、店頭で専用ケーブルを追加購入できるか聞いてみるのが良いであろう。
ちなみに、私がモバギII用に購入したMelco製のLANカードは別売の追加の専用ケーブルがカタログに載っているので、店頭になくても取り寄せれてもらえば入手は簡単である。また、以前、Liberetto用に購入したLAN+モデムカード(これはCEマシンで使えるか不明)は専用ケーブルを直販で扱っていた。
なお、気がつくと思うが、この技はLANに限ったことではない。例えば、232Cのパソコン接続ケーブルも、モバイルギアII(R320)の場合、別売で追加購入できるこっとになっている。もっとも値段は9800円と高いので、LANカードを利用していない場合、この際、LAN環境を構築するというのがおすすめである。モバイルギアに追加するだけなら、LANカード(専用ケーブル付き)を買って、さらに、専用ケーブルを追加購入するなら、232Cのパソコンケーブルを追加購入するよりもおそらくは安あがりである。また、全く、新規にLAN環境を構築するなら、PC用のLANカードやHUBを買う必要があるので、若干高めになるが、接続速度が劇的にアップするので、お勧めである。

必要なもの

更新記録

1999/9/22 執筆

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