Linux化〜再チャレンジ


以前、残念したLinux化であるが、フレッツ・ISDNにつながったため、公開Webサーバ化の実施に挑戦。そのために、再チャレンジすることにした。

インストール

準備

使用したパッケージは、前回失敗したのと同じVine Linux1.1。デスクトップPCには、Vine Linux2.0をインストールしているが(といっても、入れただけで使っていない)、推奨スペックからしてLib30には荷が重いと判断した結果である。

LibrettoでLinuxをインストールするためには、ハードディスクに空きパーテーションを作る必要がある。デフラグで、Windowsの使用領域を前の方に集めた後、fipsによりパーテーションを分割。ここまでは時間がかかったものの、うまくいった。

着手

続いて、本格的なインストールに取りかかる。フロッピーがPCカードベースで、かつ、PCカードスロットが1つしかないLibrettoのような機種のために、Vine Linux1.1にはMS-DOSでハードディスクからブートしてインストールを開始するためのブートセットがついていた。それで、立ち上げてインストールを開始した。が、SCSIカードを認識してくれない。実は、前回もSCSIカードを認識できなくて残念したのを忘れていたのだが、いろいろドライバを試してみるが、結局、SCSIカードを認識させることを残念した。続いて、試してみたのが、ネットワーク上のデスクトップのCD-ROMからインストールする方法である。しかし、今度は、ネットワークカードを認識してくれない。悩んだ末、一時はあきらめかけたが、ハードディスクのWindows領域にCD-ROMの内容をコピーして、インストールする方法があることに気づいた。いったん、Windowsを立ち上げ、確認すると、空き領域が足りなかったので、翻訳の王様等、あまり使っていないS/Wを削除して空き領域を確保。CD-ROMの内容をコピーし、リブート。インストールを再会した。実は、この段階では重要なことに失念していたのだが、これは後述する。

実行

ハードディスクの空きパー手ションを分割し、スワップ用とLinux本体をインストールするパーテーションを確保し、インストールを開始した。インストールするオプションとしては、サーバー関連を中心とし、コンパイラ等は排除した。問題なく、コピーが始まると、時間がかかりそうであり、時刻も遅くなっていたので、そのまま就寝することにした。翌日目覚めると、コピーは終了していた。しかし、このときまでに、前述の問題に気づいていた。その問題は、ネットワークカードが認識できないと、わざわざ、Linuxを入れた意味がないということである。CD-ROMが添付していたVine Linuxの解説文によると、後からネットワークカード認識させる方法もあるので、とにかく、続けることにした。X-Windowやユーザの設定等を終了し、インストールは取りあえず終了した。

ネットワークカード設定

インストール後、いろいろ、設定を行ってみるものの、やはりネットワークカードは認識しない。しかし、試しに、モバイルギアで使っているMelcoのネットワークカードを使ってみると、あっさり認識した。しかし、これを使うと、普段使用しているモバイルギアの方が困ってしまう。もっとも、このカードは2〜3千円だから、新規に購入しても大した出費ではないので、とりあえず、Linuxが使えるかどうか見てから、購入の可否を判断することにした。

使用結果

インストールしたLinuxをいろいろ使ってみたが、さらに困った点が二点でてきた。

一つは、メモリが20MBでは不足気味であること、X-Windowを立ち上げると、しょっちゅうメモリ不足でコアダンプしてしまう。MS-Windows95ならそれなりに使えていたのに、Linuxが少ないリソースでも使えるなんて言ったやつは誰だ?

二点目は、ftpでWebサーバ領域にファイルを転送できないことだ。何か設定があるのだろうが、よくわからない。困ったことだ。


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2000/10/29 ver1.0