X-Status: SENT X-My-Real-Login-Name: toson; msd.biglobe.ne.jp MIME-Version: 1.0 Content-Type: text/plain; charset=iso-2022-jp X-Mailer: Denshin 8 Go V321.2b5 Date: Fri, 18 Jun 1999 00:49:45 +0900 From: TOSON To: i18n-editor@w3.org Subject: Comment about WD-ruby-19990322 [lang="ja"] -------- This mail is a comment about http://www.w3.org/TR/1999/WD-ruby-19990322/ This mail is written in Japanese. W3C様、初めまして。TOSONといいます。 のワーキングドラフト http://www.w3.org/TR/1999/WD-ruby-19990322/ に関するコメントです。 日本語でのコメントも歓迎するということなので、 日本語で書せていただきます。 1. Introductionで、ルビの説明として、 > The "ruby" is the commonly used name for a run of >text that appears in the immediate vicinity of >another run of text, referred to as the "base", >and serves as an annotation or a pronunciation >guide associated with that run of text. とあります。これは全くその通りだと思います。 その上で、後半の >serves as an annotation or a pronunciation >guide associated with that run of text. に書かれている通り、ルビには、注釈(annotation)と 発音ガイド(pronunciation guide)の2種類の論理的な 役割があるわけです(両方の意味をかねている場合も あります)。 そこで、問題になるのが、現在のワーキングドラフト では、音声読み上げのユーザエージェントにおいて、 ルビを注釈として判断し読み上げないか(ルビベース の方を読み上げる)、発音ガイドとして判断し読み上 げるか(ルビベースは読み上げない)識別する機能が無 いのではないかということです。デフォルトでは、発 音ガイドとして機能するのが妥当と思いますが、中に は音声読み上げのユーザエージェントではルビベース の方を読み上げるべきルビもあります。案としては何 らかのattributeを設定することで、区別できるように するというのが妥当かと思います(デフォルトは発音ガ イドとして機能するのが妥当)。 また、純粋に、発音ガイドとして機能する場合(例えば、 漢字の純粋な読みとして機能する場合)には、必ずしも ルビの表示の必要が無いケースがあると思います(日本 語の初心者や子供では、発音ガイドとしてのルビ表示 の必要性は大きく、ほとんどの漢字に発音ガイドとし てのルビが必要ですが、学習の進展に従い必要性は少 なくなり、通常の成年日本人にはほとんど必要ありま せん)。これに関しても、表示の重要度を示すattribute を設定すればどうでしょうか。そうすれば、表示の重 要度に応じて、ユーザエージェント側の設定ないしス タイルシートで表示・非表示を設定することも可能で す。 以上、検討願います。                       以上 ------------------------------------------------------------------------ TOSON E-mail : toson@msd.bigolobe.ne.jp URL : http://www2u.biglobe.ne.jp/~toson/index.html