夏の夜遊び
こうもりになろう!
1 9 9 9. 7 .1 7
日岡山公園(加古川市)
「コウモリとガ」
夏の会です。ひょうご東はりまネイチャーゲームの会では、年間数回主催事業として、季節を楽しむイベントを開催してきています。
今回、初めて「夜」の行事にチャレンジしました。参加者は、事前申し込みのあった30名弱の親子連れ。スタッフの家族も含まれています。
スタッフ集合は17:00。全部で6名(今回は少ない!)のスタッフのうち、指導スタッフは下見を行い、受付スタッフは受付の準備をしました。
東はりまの会は、テーマだけ押さえておけば、プログラムは各班おまかせという風にやってきています。
チーフスタッフのイメージで、スタッフ間で話し合いをしながら決めて行くのです。今回は、参加者が少なかったため、1班体制で実施しましたが。受付開始は18:30。その15分ほど前には、もう一番乗りの家族が来られました。いつも参加してもらっているTさんです。今後も、リピーターがどんどん増えてくれればありがたいですね。
ゲーム開始は19:00.普段ならば、マダマダ明るいんですが、曇空の今日は、いつもより暗いです。もう、アブラコウモリが、家の密集している方向から公園目指して飛んできています。あとの展開を考えると、シメシメと思いながらも、早い出現にやや不安です。
あいさつの後は、Yさんの「動物あてゲーム」紙芝居編です。普通の動物あてのルールで、動物の体の一部などを書いたイラストを見せながら「私の足は、この絵のかたちをしています。」などというのです。
「動物あてゲーム」紙芝居編。 手作り のイラストをもとに実施しました。
その頃には、もうすっかり暗くなり、公園の照明灯の位置から、逆光となってしまい、イラストがややみにくかったみたいです。
お次は、Mさん担当で「コウモリとガ」です。
軽快な説明は、直前まで初級指導員ハンドブックを熟読していたためでしょうか?ちょっと子どもが元気過ぎて、危ないかな?という状態もありましたが・・・
「コウモリとガ」です。子どものコウモリ役は難しい!! |
さて、コウモリになろう!ということで、少し「お勉強」の時間です。コウモリクイズです。
スケッチブックを手に、照明の位置に気をつけて・・・・
手作りの番号札が役に立っています。 |
コウモリクイズ
Q1 コウモリは、何のなかまでしょうか?
@もぐら Aすずめ Bとんぼ
Q2 コウモリは、どんな風に天井なんかにくっついているでしょうか?
@きゅうばん Aかぎづめ Bこんじょう
Q3 コウモリは、なぜ夜に活動するの?
@太陽にあたると灰になるから A暑さが苦手だから B夜のほうが、えさをとりやすいから
Q4 コウモリの赤ちゃんいつごろ生まれる?
@春(2月〜3月) A夏(6月〜7月) B冬(11月〜12月)
Q5 コウモリの体重は?
@1円玉 6個 A10円玉 4個 B500円玉 2個
Q6 コウモリが1日に食べるえさの重さは?
@コップ1杯のお水 A1円玉 1個 Bみんなのハナクソ 1個
Q7 日本には、何種類くらいのコウモリの仲間がいるの?
@3種類 A13種類 B35種類
Q8 コウモリのウンチは何になる?
@おかし A肥料 B化粧品
Q9 コウモリのつばさは?
@鳥の羽みたいにたくさんの羽毛でできている A草や木の汁をぬって、だんだん大きくなる
B皮膚でできていて、筋肉や血管、神経なども入っている
参考として(というよりもパクリました。すみません。)、信州のコウモリに関するHP、埼玉県の狭山NGの会の会報様、ありがとうございました。
(答:Q1@ Q2A Q3B Q4A Q5@ Q6A Q7B Q8A Q9B)
休憩の時間に、寝転んでコウモリウオッチング。でも見えませんでした。 |
休憩後には、「コウモリの声を聞こう」ということで、以前に中級研修会で山口県のMさんから長野県の I さん経由でもらった秋吉台のコウモリの声のテープを流しました。ホントはバッドディティクターという機械があれば、コウモリの声の周波数をとらえることができるんですが・・・(1台数万円は高い!)
その後、耳・声・音というものに意識を持って、「音いくつ」から「サウンドマップ」への展開です。
「音いくつ」です。コウモリのように耳に集中。 |
夜のサウンドマップは、書くときだけ懐中電灯をつけるという約束でしたが、けっこう照明灯だけの明かりなしでも書いていました。
これは、もっと暗い森の中へ移動して実施しようとしていたのですが、天気が悪く(時折、ポツポツしていました)、時間が気になったのもあって、結構明るい場所での実施になってしまいました。
そのせいか、小学校中学年くらいの子どもが退屈してしまい、暗ければしなかったんでしょうが途中でウロウロして、セミを取りにいったりしていました。 反省・反省。
「サウンドマップ」 |
まあ、無事ケガ人もなく終了。
数日後、実は同じ職場(場所は離れているんですが)の常連Tさんから、「楽しかった。子どもも良かったっていっていた」という言葉をもらいました。
よかった・よかった。