留学の費用

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学費

国民党・自由党の連立政権になって以来、オーストリアの大学は原則として有料化されました。それまでは、学生自治会費、健康保険料だけだったのですが、2000年度あたりから、オーストリア国籍を有するものは、1学期(1ゼメスター)5000ATS(1ATS=約8円)の学費が課せられることになりました。

国民が学費を払うようになったのですから、外国人は当然払うことになりました。EU諸国の国籍を持つものは1ゼメスターに5000ATS、非EU諸国の国籍を持つものは、日本、アメリカを含めて1ゼメスターごとに10000ATS払うことになったようです。

当然のことながら、大学が外国人留学生に奨学金を貸与したりなんてことはないみたいです。グラーツ大学の場合は、ちゃんと入学要項に外国人向けにはいかなる奨学金もないと明記してあります。

学費に関していえば、ドイツなどのほうが安いですね。

住居費

住居は、グラーツの場合あまりよい状況とはいえません。見つけるのにかなり苦労するとの話を友人に聞きました。
学生会館(Studentenheim) だと月に1000〜3000ATSくらいであります。が、前の学期から申し込んでおかないと
確保するのは難しいそうです。

今、私が住んでいるのは、ひとつのアパートを何人かで使用するWohngemeinschaft(WG)です。
部屋が3つあり、風呂場とトイレとキッチンは共同使用ですが個々人にひとつ部屋が与えられます。
WGの相場は大体1200〜4000ATSくらいです。(ちなみに私のは3000ATSで、別途300ATSの水道・光熱費を払ってます。)

普通のアパートも3000〜6000ATSくらいであります。
家具はたいてい備え付けですが、ないところもあるので注意しましょう。
それから家賃とは別途に敷金を大屋さんに預けます。これは日本の場合と違って、よっぽどひどいことをしない限り、戻ってくるそうです。
大体5000〜10000ATSくらいでしょうか。ないところもありますけどね。

私は、一人でアパートに住むよりは、WGかStudentenheimに住むのをお勧めします。ドイツ語の勉強にもなるし、いろいろな情報も得られるので・・・

結構、びっくりしたのが、外国人お断り、EU諸国の人のみ、音楽専攻の学生お断り、なんてのがかなりありました。ちなみに今私が住んでるとこは禁煙です。
(私は下ビースモーカーなんですけどね・・・・)