<サザエさん・次週予告>
> その一
>
> ワカメです。
> きのうサザエ姉さんとマスオ兄さんが夜中に
>
> サザエ「駄目よ!ワカメはわたしの妹なのよ!」
> マスオ「じゃあどうするんだ。お父さんの海山商事が倒産してしまった以上
>   僕の給料だけではやっていけないんだよ。だれかが犠牲になるしか…」
> サザエ「いやぁぁぁーー!!!」
>
> なーんて話してるのを聞いちゃった。もしかして私身売りされる?
> さて次回は
>
> 「イクラちゃんのおもいっきり生電話」
> 「波平の毛が消えた日」
> 「マスオ 真昼の情事」
>
> の3本です。
>
>
> その二
>
> マスオです。
> 会社の同僚のアナゴくんが今大変なことになってます。
> まさかあのアナゴくんがうきえさんと…ぐふぅ!!
> 世の中なにが起こるかわからないものですね。
>
> さて次回は
>
> 「ワカメ ついにロングスカートを」
> 「アナゴとうきえ 愛の逃避行」
> 「フネ ついに波平にキレる」
>
> の3本です。
>
>
>
> その三
>
> フネです。
> きょう洗濯ものを干していたら夫のワイシャツのポケットから
> 「スナック・悦子」と書かれたマッチと片方だけのイヤリングを見つけました。
> どうやら夫は浮気しているみたいです。
> 腹が立ったのでマッチに「ズナッグ・悦子」と落書きをしてやりました。
>
> さて次回は
>
> 「タラちゃん 後ろ向きに全力疾走」
> 「三河屋のツケを踏み倒せ!」
> 「サザエさんのご飯にアサリが」
>
> の3本です。
>
>
> その四
>
> 波平です。
> 頭のてっぺんにかろうじて残っている1本の毛がついに枝毛になって
> しまいました。
> もう抜けるんじゃないかと思うと心配で夜も眠れません。
> 早速明日育毛剤を通販で頼むつもりです。
> もちろん日本直販で!
>
> さて次回は
>
> 「今年も浪人 じん六さん」
> 「イクラちゃんの「あなたの知らない世界」」
> 「ワカメ ワカメご飯に怒り狂う」
>
> の3本です
>
>
> その五
>
> マスオです。
> 会社の同僚のアナゴくんが僕のとなりで
>
> 「オィ〜ッス!いや、なんかちがうな…。オィ〜ッス!」
>
> と小声でブツブツ言ってました。
> 確かにアナゴくんの顔はいかりや長助似ですが、
> モノマネをやるとは思ってもみませんでした。しかも全然似てない。
> まったく冗談は顔だけにしてほしいものです。
>
> さて次回は
>
> 「タラちゃん 敬語やめます」
> 「波平 憧れのロン毛初体験」
> 「磯野カツオでダシを取れ」
>
> の3本です。
>
>
>
>
> その六
>
> ワカメです。
> 今、クラスに気になる男の子がいるの。キャッ!
> それで、この間目があったら恥ずかしそうに目をそらしてたの。
> ひょっとして、私に見とれてた?イヤだ。もう。
> それで、わたし勇気を出してどんなタイプの子が好きか聞いてみたわ。
> そしたら、彼ったら恥ずかしそうにこう答えたの。
>
> 「ポニーテールの似合う女の子がいいな」
>
> ……全然だめじゃんわたし!
>
> さて次回は
>
> 「うきえ、アナゴと大喧嘩」
> 「波平、帽子がない!」
> 「花沢さんに吹き矢一発」
>
> の3本です。
>
>
>
> その七
>
> サザエです。
> 今日、家族でデパートに夏物の洋服を買いに行ったんです。
> わたしカワイイ洋服見つけたから試着しようとしたら
>
> 「お客様困ります」
> 「サザエ一家のご試着はお断りしております」
> 「首周りがのびきってしまうと商品になりません」
>
> なんて言われました。信じられない!
> 頭が大きくたって服は着れるわよっ!(キツイけど)
>
> さて次回は
>
> 「イクラ 最後のバブー」
> 「マスオ 無念の婿養子」
> 「サザエの靴は16センチ」
>
> の3本です。
>
>
> その八
>
> ノリスケです。
> 昨日の夜、ついにタイ子から別れ話を切り出されました。
>
> ノ「どうしてなんだ。ボク何か悪いことしたかい?」
> タ「……」
> ノ「理由もないのにいきなり別れろはないんじゃないの?」
> タ「……」
> ノ「なんとか言ったらどうなんだ!」
> タ「……」
> ノ「タイ子!!」
> タ「だいたいアナタのその喋り方が気に食わないのよ。そうよ。
>  結婚してからずっとそう思ってたわ。
>  イクラだってわたしはもっと可愛い名前付けたかったのにアナタが
> 「オレ、イクラ丼好きだから」とか分けのわかんない理由で勝手に
> 「イクラ」なんて名前つけるし。
>  ただでさえ「ノリ」と「タイ」で近所の奥さんたちから「海産物夫婦」
>  なんてアダナつけられてたのよ。
>  アナタは仕事仕事でろくに家に帰ってこなかったから気づかなかった
>    んでしょうね。
>  わたしは家にイクラと二人っきり。たまにサザエさんが遊びに来るくらい
>    よ。でも遊びに来たら来たで、せっかく取っておいたおやつはサザエさんが 
>    食べ尽くすし、「あんみつ食べましょう」なんて言って店に連れてって
>    おきながら「あら、ごめんなさい。財布を忘れたわ」なんて言うのよ。
>  この時のわたしの気持ちアナタにわかるかしら?わたしすごくくやしかった
>    から「お魚くわえたドラ猫でも追いかけてたのかしら」って皮肉って言って
    やったの。そしたらサザエさん何て言ったと思う?
> 「わたし、愉快なサザエさんでしょ」ですって。キィィィーーー!!!
>  愉快なのはアンタの脳みそだって言ってやりたかったわよ。
>  第一「みんなが笑ってるぅ〜お日様も笑ってるぅ〜」っていう歌詞も私が
>    思うに「もぅーサザエさんたら。クスッ」って感じで町の人は笑ってる
>    わけじゃないと思うの。「またサザエがバカやってるよ。ケケッ」って
>   思ってるんじゃないかしら。少なくともわたしはそう思ってたわよ。今でも
>    そう思ってるわ。
> 「今日もいい天気ィ〜」なんて言ってる場合じゃないと思うのよね。
>  まったく。だから「サザエ」って言われるのよ……」
>
> タイ子はそれから一時間も喋り続けていました。
> ボクとの別れ話がいつのまにやらサザエさんの文句になっていたことに
> タイ子自身気づいていたのでしょうか。
> 「財布を忘れたのはお魚くわえたドラ猫を追いかけたときじゃなくて、
> 買い物に行こうと町まで出かけたときじゃないのかい?」
> とツッコミを入れたくなりましたが、また長く喋りそうだったのでやめました。
>
> さて次回は…え?時間がないの?カット?
>
>
> その九
>
> カツオです。
> きのうはタラちゃんといっしょに
> イクラちゃんの家にお泊まりしました。
> 夜はやっぱり枕投げ!ということで
> ぼくら三人で枕投げをして遊んでたら
> ぼくの投げた枕がイクラちゃんの顔面を直撃してしまいました。
> イクラちゃんの頭はすぐ後ろにあった桐タンスの角へガツン。
> とても鈍い音がしました。
> 「ごめんっ、大丈夫?」と言ってイクラちゃんを抱き起こしたら
>
> 「あ、だいじょうぶッスよー。
> 気にしないでくださ・・・・あ、いけねっ!
> バ、バ、バブー・・・チャー!ハァーイ、ハァーイ、ハァーイ」
>
> ぼくは見てはいけないものを見てしまったのかもしれません。
>
> さて、次回は
>
> 「サザエ、タイ子に「チョキ」の札を隠される」
> 「フネ、ついに波平に三行半」
> 「花王、愛の劇場」
>
> の3本です。
>
>
> その十
>
> フネです。
> 昨日の夜、夫が寝言でこんなことを口走りました。
>
> 「悦子ちゅわぁ〜ん(ハートマーク)」
>
> あいつです。その3の時に洗濯中に出てきたマッチ箱の
> 「スナック・悦子」のママのことです。
> まだ浮気が続いていたなんて…信じられません。
> 悔しかったので耳元でこっそり
>
> 「このうすらハゲが」
>
> と囁いてやりました。
> その夜はずっと夫のうめき声が家中に響いていました。
>
> さて次回は
>
> 「のりすけ夫婦、みのもんたに説教をくらう」
> 「タラちゃん、ついに頭の大きさが胴体を越す」
> 「フネ、包丁を見つめる」
>
> の3本です。
>
> その十一
>
> ワカメです。
> この間、クラスで気になる男の子のために髪型を変える決意をしたの。
> わたし勇気を出してヘア−サロンのおねえさんに、
>
> 「ポニーテールにしてください」
>
> って言ったの。私って、一途?そうしたらおねえさんに、
>
> 「ごめんなさい。」
>
> って一言だけ言われたの。そりゃ、10年以上この髪型だけど、
> 好きでこの髪型にしてるわけじゃないのよ。なのに何でよ!
> だいたいサザエお姉ちゃんだってどうやってあんな髪型にして
> るのよ。しかもあれがはやってると思ってるのかしら。
> もうわたし、気が狂いそうよ。おにいちゃんは勝手に声変わり
> しているし。先生がびっくりしてたじゃない。なんでいまさら
> 声変わりするのよ。十年以上も同じ声だったじゃない。
> でも、タマの声って変わってないのよねぇ。あんなの何でも良いのに。
>
> さて、来週は・・・
>
> 「父兄参観にサザエ一家勢揃い」
> 「波平、最後の一本白髪で狂乱」
> 「お魚くわえた猫はたまだった」
>
> の3本です。
>
>
> その十二
>
> サザエです。
>
> 昨日久しぶりにタイコさんの所へ行きました。
> ところがタイコさん、声がガラガラだったので、
>
> 「風邪でも引いてしまったの?最近のはたちが悪いみたいだから
>  気をつけた方が良いわよ。たちが悪いだけにタジタジ・・・・」
>  なんちゃって!!」
>
> といったら、とても寒い目をしながら、
>
> 「そうね。今度からのどを痛めないように気をつけるわ」
>
> と言ってきました。
> なんだか険悪なム−ドだったので、
>
> 「ノリスケさん最近どう?元気?」
>
> と聞いたら、
>
> 「・・・・たぶん元気よ」
>
> という解答でした。なぜか怒っているようだったので、
> タラちゃんを連れて早々に帰ろうと思ったの。そしたら、
>
> 「あら、今日はお菓子食べてかないの?」
>
> だって。そりゃ食べたいし、私は出されたものは食べるけど、
> 出されもしていないものは催促しちゃ駄目って母から言われて
> いるから断ったわ。私って愉快なだけじゃないでしょ?
>
> さて次回は
>
> 「うきえ、悩んでいます」
> 「かつおがテストで100点を!?」
> 「タイコ、お茶菓子に白い粉・・・」
>
> の3本です。