注目馬 第6回
重賞ピンポインター
タマノコウキ

タマノコウキ (鹿・牡6 /的場 厩舎)
父:パレスダンサー
母:オーショウレディ


通算 12・10・6・15
主な勝鞍
佐賀菊花賞
九州サラブレッド大賞典
吉野ヶ里記念
(右写真:
吉野ヶ里記念のタマノコウキと三小田騎手)

私にとってタマノコウキは、正直なところ印象がハッキリしていません。

重賞3勝の実績がある馬なのに、
何てことをとお思いの方もいらっしゃるでしょうが、
それなりの理由があるのです。

まず、あまりにもレース巧者であること。

先行してヨシ、差してヨシ、真に強い馬というのは、
そういうものなのかもしれませんが、キャラクターとしては
今ひとつハッキリしません。(お前は何を求めているんだ。)

(写真左 : 2000.3.26 吉野ヶ里記念 ウイニングランの様子)

それから、走れば必ずブッちぎって勝つ、というタイプではないこと。

特に今年に入ってからは、2,3,2,1,2,2,1着。
堅実というかツメが甘いというか・・・
勝つ時も結構着差がない印象があります。(ここで吉野ヶ里の写真を見たら、2馬身くらいつけてます。ただの勘違いか・・・?)

更に、4歳春に佐賀にいなかったこともあるかもしれません。
当地デビューの後、大井に武者修業に出て、(3・0・1・12)。
ふらりと戻ってきたかと思うと、菊花賞を勝ってしまった、あの唐突さ。
(いや、本当は狙い撃ちだったそうですが。)

でも最大の理由は、この馬自身ではなく、手綱をとる騎手にあります。

(写真上:’99 大天山賞
中川騎手)

(写真下:真島騎手とタマノコウキ)
一体誰が主戦騎手なのか?!

私が覚えているだけでも、
三小田、吉田、吉原、中川、真島、鮫島、下條
(この順で乗っていると思います。調べてないけど・・・)
と、実によりどりみどり。(使い方おかしいって)

乗りかわりの延べ人数(なんだ、そりゃぁ)は、半端じゃありません。


(写真下 : 鮫島騎手と タマノコウキ)
天山クラスの、それもトップクラスの馬で、こんなに騎手が変わる馬も珍しいですよね。

的場厩舎には騎手がいませんから、ある程度は仕方がないと思うのですが・・・。

と、ここまで書いて思ったのですが、
これはもはや、立派な個性かもしれませんね。ううむ。


さて、そんなタマノコウキですが、

前走(5月28日 天山賞)では、久々に吉田さんとコンビを組み、
キングオブザロード、ビッグレター、グレートケンザンらを相手に1着を奪りました。

意外なことに、天山勝ちは、ほとんど1年ぶりです!!
(写真上:
下條騎手とタマノコウキ)

確か、吉田さんは菊花賞のすぐ後に
1度だけ乗っていると思います。

的場厩舎には1番乗っているような印象もあるし、いっそこのまま定着して欲しいなぁと思っている今日この頃。


(写真下:
三小田騎手とタマノ)

ひとまず次走は、
荒尾(6月18日KG2九州記念 2,150m)の予定とのこと。

順調に出てくれば、レース間隔を開けない方が良いというタマノコウキですから、かなりの結果が期待できそうです。



(あきやん)

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