区域区分

2 区域区分

都市計画は都市計画区域で行われるのが原則だが,都市計画区域と言ってもイロイロある。駅前のように市街化するのがふさわしい所もあれば,農地が多い地域のように市街化を抑(おさ)えるのがふさわしい所もある。
そこで,無秩序な開発を防止するために,一つの都市計画区域について地図の上で線を引き,「ここからそこまでが市街化区域で,むこうが市街化調整区域だ」というように,そこの都市計画区域を市街化区域と市街化調整区域の2ツに分ける都市計画が必要になる。それが「区域区分」に関する都市計画だ。

宅建のマトメ集 法令制限図01-02

(1)
市街化区域・市街化調整区域のそれぞれ意味は,次の通りだ。
①市街化区域とは,すでに市街地を形成している区域及びおおむね10年以内に優先的かつ計画的に市街化を図るべき区域だ(要するに開発を促進する場所)。
②市街化調整区域とは,市街化を抑制すべき区域だ。

(2)
「区域区分」に関する都市計画は,都道府県が定める。ただし,指定都市の区域では,その指定都市が定める。

※指定都市
…政令で指定する人口50万以上の市。鳥取県の人口が約58万だから、県にも匹敵する人口を有する大都市が指定都市だと思えばよい。現在、20の市が指定都市になっている。20番目は熊本市。
なお、政令で指定する人口20万以上の市を「中核市」(現在45の市がなっている)といい、指定都市と同様の特別扱いがされる場合があるが、都市計画法では、開発許可のテーマの所で関係してくる。
中核市に似たものとしてかつては「特例市」があったが、特例市制度は平成27年4月1日から廃止された。

(3)
「区域区分」に関する都市計画は,「必要があるとき」に定めるのが原則だ。
ただし,大都市に係る都市計画区域(指定都市の区域の全部または一部を含む都市計画区域)等では,区域区分を「定めなければならない」。




都市計画区域の整備,開発及び保全の方針(マスタープラン)

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