梅干の種には天神様がいる


【類義】 梅干の種には七福神がいる ; 梅干の種には神様がいる

そういえば、小学校の遠足のとき、おにぎりに入っていた梅干の種をかじって、
中の白い(?!)ものを取り出して食べたものです。

ところで、ひな祭りに桃の花を飾るのは、
古くはこの日に桃の種を割って煎じて飲み、健康の増進をはかるという習慣があったから。

しかし、梅の種にも桃の種にもシアンという毒物が含まれています。
むかし、どこかの国では拷問処刑の方法として、桃の種を大量に食べさせたというのを
TVで見たことがあります。

梅の種は毒だから食べてはならないとの趣旨から、
梅干の種には天神様がいると言ったのだと思います。



からしは意地悪に練らせろ


【類義】わさびは笑ってすれ

からしは辛ければ辛いほどうまいとされ、わさびはまろやかな辛さを美味とします。

近所の寿司屋さん曰く、怒ってわさびをすると味が荒れる(=辛くなる)」。
わさびだけじゃなく、からしも力一杯グリグリすると辛くなるんだそうです。

きっと、意地悪な人は(悪意を持って)力にまかせてネリネリするんでしょうね。
ところが、力一杯ウリウリした方が美味しいという、
なんとも皮肉な結果になるのです・・・。

もっとも、意地の悪い人は頼んでもからしなんぞ練ってくれないでしょうが・・・。


   
  食事・食物編