12月4日に第25回福岡旧石器文化研究会を開催しました。これが今年最後の研究会でした。
今回は苅田町で開催されていた旧石器から縄文早期の展示会の見学を兼ねて行いました。また、午前中に同町内の青龍窟洞穴の見学会もおこないました。
当日は運良く晴天に恵まれました。青龍窟のある石灰岩カルスト台地の平尾台一帯は、最後の紅葉と枯れたススキ、熊笹が一面に広がり、絶好のハイキング日和でした。
平尾台には台形様石器や細石刃などが出土した花畑遺跡もあり、広い平原の各所にまだまだ遺跡が埋もれているような気がしました。
青龍窟は斜面の中腹に開いていて、中にはいるとその広さに驚きました。洞内のあちこちに支洞が開いて、天井近くの1つがナウマン支洞ということでした。別の支洞には某大学のケービングクラブの人達がもぐり始めているところでした。
午後の研究会は苅田町歴史資料館と同公民館でおこないました。資料館では豊前市の栗焼憲児氏に資料解説していただきました。隣の公民館に場所を移して、豊前市付近の出土資料を実際手に取りながら報告を聞きました。
つぎに大分県の綿貫俊一氏に最近まとめているという縄文草創期に関する報告をいただきました。氏の圧倒される迫力に参った人も多かったのではないでしょうか。当日は時間不足もあり十分に話していあただけませんでした。この報告についてはあらためての発表をお願いしました。
今回の研究会は久しぶりの遠地であり、時間や準備不足を反省しています。それでも25名という多数の参加をいただきました。感謝しています。また、開催に当たって苅田町の長嶺正秀氏にお世話になりました。ここに厚くお礼を申し上げます。
平尾台を進む「二本足歩行類人類」 展示を見学しながら議論中です