タイの事件を扱ったメディアとしては、バンコク週報の「三面記事」が有名。現地紙などから信じられないファンキー記事を見つけては紹介しており、このコーナーのファンも多い。実際、「タイの3面記事」として単行本になったこともある。はっきり言って、バン週の三面記事に勝てない。しかし、日頃、目にする事件ニュースを捨てるのはもったいない。で、短信ニュースの形式で送ることにしました。

【放射能汚染で危篤】(4月4日付けバンコクポスト)

 コバルト60で汚染された32歳の女性が集中治療室に移された。廃棄物処理場で働いていた女性で危篤状態。この事件では6人が入院し、すでに3人が亡くなっている。

【兵士がダイナマイトで自殺】(4月3日付けバンコクポスト)

 2日早朝に、兵士がダイナマイトで自殺する事件がおきた。死んだのは38歳の兵士で、警察では「借金を苦に自殺した」とみている。

【少年院から脱走】(3月24日付けネーションなど)

 バンコク近郊のバンメッタで少年院から約200人が脱走する事件がおきた。一部の少年達はまだ捕まっておらず、付近で男性を殴り殺す事件も起きている。タイでは刑務所から脱走する囚人がなぜか多い。

【大量の麻薬が見つかる】(3月23日付けバンコクポスト)

 バンコク都内で200万錠ものアンフェタミンが見つかった。アンフェタミンは麻薬の一種で幻覚作用がある。バンコクポスト電子版は発見した錠剤を見学したサナン内相の写真入りで伝えた。

【毒ガスが漏れる】(3月9日付けバンコクポスト)

 工業地帯として有名なバンコク郊外のラヨーン県の化学工場で毒ガスが漏れる事件があり、1名が病院で死亡した。さらに2名が危険な状態にあるという。タイでは最大の石化工場で爆発事故が起きたばかりで、安全対策面での不備が懸念されている。

【落雷で死亡】(3月7日付けバンコクポスト)

 先週の日曜日、ゴルフを楽しんでいたプレヤーに木が落ちてきて頭を直撃、死亡する事故が起きた。落雷が激しく木の下で雨を避けていたが雷が木を直撃、その下敷きになった。似たような事故が日本でもありました。ゴルフ場は避雷針を設置する義務が日本ではあるらしいのだが…。

【クビなし死体…】(3月7日付けバンコクポスト)

 バンコク都内ワッタナ・ヌアの運河で女性のクビなし死体が見つかった。警察によると、どうやらタイ人ではなく国籍は韓国人。前日、スーツケースに押し込められていた少年との関連を調べている。

【スラムで子供の死体】(3月6日付けバンコクポスト)

 バンコクのクロントイ地区スクンウット近くで5歳の子供の死体が見つかった。死因は不明だが、死体はスーツケースの中に押し込められていた。また、前日にはバンコク郊外のフアヒンで象がパイナップル畑の電気線に触れて感電死する事件も起きた。

【女子小学生6人が死亡】 (3月3日付けバンコク週報)

 南部ソンクラー県でガールスカウトの課外授業中に女子小学生6人が死亡する事故が起きた。3年生と4年生の9人が目隠しされ、沼の縁に捕まりながら歩く訓練中に深みにはまり、6人が死亡した。現地からの報道では、引率していた先生は雲隠れ。さらに子供達に口止めしたいたことも分かり、事故では「事件」(日本語の過失致死)の疑いが出てきた。ガールスカウトの課外授業と表現していぶから日本人もいるかもしれないが、タイの学校ではごく普通のカリキュラム。たまに町中でガールスカウト姿で学校から帰る生徒を見かける。