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私を呼ぶ声はやけに幼く 高鳴る声も今はまばらで
一人で帰る私を 巻き取ろうとする
窓の外は穏やかで 満たされていることを教える
制圧するものなど 何もないのだろう

ただ話したいだけなのに 許してくれない
高鳴る鼓動は 触れられないことを望み
間違いを犯さずに 安らぎを得ようとした

欲しい物?
そんな物はたくさんありすぎて 
悪魔に駆り立てられたように 光を求め真っ直ぐに走っている
怖い物?
やっぱりたくさんありすぎる
知らなくて良いものすら この手の中に落ちてくるから

動かない空気の中で 私はただ怯えている
救いを求めて 泣き叫んで 差し伸べられた手を 振り切った
cohaku
2001年06月26日(火) 20時31分33秒 公開
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■作者からのメッセージ
こんにちは。始めまして。cohakuと申します。faithさんの詩は結構拝見しているのですが、いっつも脱帽っす。此処の人は厳しいかなぁ〜?私なんかくそにすら満たないのですが、どうか一つお手柔らかにお願いいたします。評判良ければ、また来ます。(おい!)

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