夏の幻 |
空は輝き 葉擦れは歌う 草木は生きている あたしは 自分が空っぽのように感じていた 此処には何も無い そう思っていたあの頃 君はやって来た 伸びやかな腕を差し伸べ 陽射しの様な笑みを浮かべる あたしは生きている そう思っていたけれど… 季節が通り過ぎ 陽は翳る 風は止まる 君は消えてしまった あたしを置き去りにして 誰も居ない 午後の陽射しは もう君の色には染まらない… |
白銀 雅
2001年02月01日(木) 12時11分23秒 公開 ■この作品の著作権は白銀 雅さんにあります。無断転載は禁止です。 |
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