PC−8800,PC−8000シリーズのトリビア


ちょっと役に立つかもしれない情報を思いついた順番で列挙。
知っていたら,お許し下さい。


==目次============
■PC−8000シリーズのみ
 1.プログラムの処理を速くする!
 2.PC−8001を速くするお手軽改造!(初代のみ確認)

■PC−8800シリーズのみ
 1.BEEP音での効果音をきれいにする!(mkII以降)
 2.CMD PLAY命令のテンポずれ解消法(初代とmkIIは要PC-8801-11)

■共通
 1.(後日記載)

==内容============
■PC−8000シリーズのみ

 1.プログラムの処理を速くする!
   <方法>ポート81に0を出力します。
   <解説>BASICでは "OUT 81,0" を実行します。戻るには"WIDTH,"を実行します。
       副作用として,画面に何も表示されません。(^^;)
       要するに,画面表示の割り込みを飛ばすわけです。
       よくゲームソフトで,BEEPを使った音楽演奏のときに画面が真っ暗になるものが
       ありますが,この効果を使ったものです。

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 2.PC−8001を速くするお手軽改造!(初代のみ確認)
   <方法>CPU(μPD780C-1)の,ある2つの端子を抵抗でつなぎます。
   <解説>詳しいことは忘れてしまいました。
       実家にその改造をしたソケットがあるのでまた見てみます。
       約1.2倍の速さになります。

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■PC−8800シリーズのみ

 1.BEEP音での効果音をきれいにする!(mkII以降)
   <方法>ゲームソフトで,「ぎごがご」いいながら効果音を出しているものがありますが,
       もしBEEP音を使っているものであれば,次の改造で音がきれいになります。
       ポート64(40H)にデータ32(20H)を出力しているところを探します。
       その出力するデータを128(80H)に変更します。
        マシン語では,主に"D3 40"(OUT A,40H)が使われています。
        その場合はその前に"3E 20"(LD A,20H)があるのが多いので,それがあれば
        "3E 80"(LD A,80H)に変更します。他にはビット操作命令を使っているものも
        あります。OUT A,40Hが見つからなかったら,他のOUT命令を丹念に探しましょう。
   <解説>ポート64の6ビット目は,BEEP音のオン,オフを制御します。
       8ビット目は,mkII以降の機能である"CMD SING"の音を制御します。
       初代8801でもCMD SINGを鳴らす改造がされていれば効果があります。また,
       N(PC-8001)モードでも有効です。

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 2.CMD PLAY命令のテンポずれ解消法(初代とmkIIは要PC-8801-11)
   <方法>テンポを33,66,132にする。
       速さの調整は0E21AHにデータを入れる。
   <解説>内部処理の関係で,チャンネルごとに音符がばらばらになっているMMLを実行する
       と,ずれてしまうそうです。ところが,T33,T66,T132ならずれないということで,
       これを使うとつまずくことなく演奏できます。
       もちろん,この3種類のテンポだけでは望みの演奏はできませんから,速さの調整
       は演奏前に"POKE &HE21A,xxx:CMD STOPM"を実行しておきます。
       V1モードはこのアドレスが異なっていたと思います。

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■共通

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