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15:40に中島公園駅に着く。小雨が降っていたが、Zepp Sapporoはすぐ近くにあるので、わざわざ傘は開かない。中島公園駅から歩いて3分もしないで、Zeppに着いた。
会場の外には「今回はグッズ等の販売はございません。ご了承ください」と書かれていた。一応のために、銀行の口座から5000円ほど引き落としていたが、無駄に終わった。
今回はファンクラブ会員しか参加できないイベントで、会員証も必要なことから、さすがに、ダフ屋がいなかった。
開場時刻(16:00)の15分前だったが、開場されていた。並ぶこともなく、すんなりと入場。チケットと会員証を見せると、青いステッカーとピンクの紙を貰った。
青いステッカーは、「千年夜一夜ライブ」のバックステージパス。ダイエーのユニホームを着たC&Aが後ろ向きに立っているイラストが描かれてる。もちろん背番号16がCHAGE兄で、24がASKAさん。ピンクの紙は参加者へのプレゼントの引き換え券。帰りにプレゼントがもらえるらしい。
客室に入る。客室を見回す。あいかわらず壁もステージも黒い。真っ黒だ。流れているBGMは「CHAGE Treasure Box Vol.1」のCD。だいたい1/3位の客がすでに入っていた。でもって、見える客はすべて女性。客席を見回しても男が誰ひとり見つからない。紅一点ならぬ黒一点。
ステージ上にはスクリーンとセンタースピーカーしかなく、至ってシンプル。スクリーンには紫色の空に包まれた福岡ドームの写真。テロップは白い字で、
と書かれていた。
僕の席は25列20番。なんと、いちばん後ろの列じゃないか。ある意味優雅だぞ。しかも、ドリンクコーナーがすぐ後ろにあるし。今回のイベントでは座席で飲み物を飲むのが許可されているらしい。でも、僕は「キリン午後の紅茶・ミルクティー」をすでに鞄の中に持っていた。ちなみにZepp
Sapporoにおいてるのはアサヒ飲料。
軽く座っていると、係の人がやってきて、「すみません、座席の番号が間違ってました。右にずれて下さい」と、座席のカードを一枚ずつ剥がして、カードを右の席に張り替える作業をしていた。というわけで、右にひとつ席を移動。また、のちに僕の後ろに新しい席が増えて、いちばん後ろではなく、後ろから2番目になってしまった。
トイレに行く。スタッフの男性はいたが、やっぱり男性客はいない。トイレを独占しているような気分。座席に戻ると、客が結構増えていた。でも、男がいない。永年C&Aファンやってるので、こういう状況は慣れてるけど、ここまで男がいないかと思った。FC会員は圧倒的に女性の方が多いらしい。
もう一回客室内をぐるりと見回す。真後ろにリアスピーカーを発見。ほう、ここから出るのか。
時刻は16:30をまわった。ブザーが「ブー」となる。客席はほぼすべて埋まった。まだ会場は暗くならない。ステージに福岡のシーホークホテルでのイベントに置かれていた、あの腕組みCHAGE人形が黒子に抱えられて登場。
人形がマイクの前に立つと、CHAGE兄の生声で「主催者からのお願い」がアナウンス。録音ではなく、ステージの後ろで本人が生で言っているらしい。スクリーンにも「お願い」が書かれている。それを読むような形で、CHAGE兄が独特の(変な)話し方で「お願い」を言う。のちに、これは田中邦衛の真似であるらしいことが判明。ぜんぜんわからなかった(つうか、似てなかったから)。もちろん、スクリーンは真面目なことを言っているが、CHAGE兄の口を通すことでおねがいの内容はかなり歪められた。たしか以下のような感じ。
本日の御来場ありがとうございます。「TUG Of C&A PRESENTS 5.1ch デジタルサラウンド 体感イベント千年夜一夜ライブFeaturing CHAGE」へようこそ。私どもから皆様にいくつかのお願いがあります。
会場内でのテープレコーダー・カメラなどよる録音・録画の行為は禁止されております。
開演中は携帯電話・PHS・バイブレーター(スクリーンには「ポケットベル」)の電源はお切りください。
開演中、大声で叫ぶ、会場内を歩き回る、椅子に立ち上がる、田中邦衛のものまねをする、などの行為はたいへん危険で、周りのお客さまの迷惑にもなりますから決してしないで下さい。
以上のことが守られない場合、公演が中止し、CHAGEがとっととすすきのに行ってしまいますので、十分お気をつけください。では、開演まであとしばらくお待ちください。
最後にステージ上のCHAGE兄がおじぎをすると、頭をマイクにぶつける。CHAGE兄が「いて」と言って、人形はステージから退場。最後まで腕組みをしたままだった。
そして、しばらくすると、再びブザーがなる。こんどは会場が暗くなった。
(次回につづく)