なぜCHAGE「兄」と呼ぶのか

DJ赤坂からヒント

よくよく考えてみたら、みんな「CHAGE兄」とは呼ぶが、「ASKA兄」とは誰も呼ばない。私も同じだ。

 CHAGE兄の方が生まれたのが早いからか?でも、長男であるASKAさんの方が、次男のCHAGE兄よりも兄らしい性格だと思う。

 では、「兄」という呼び方がASKAさんに似合うかと問われれば、はっきりと「似合わない」と答える。じゃあ、おっさんかと問われれば、みんな(特に女性ファンは)絶対にそれは否定するだろう。ASKAさんは「兄」でも「おっさん」でもない、けっこう中途半端な位置にいると言える。

 CHAGE兄もASKAさんも40歳を超えてるわけであるから、年齢的には「おっさん」の部類に入っても不思議ではない。でも、おっさんではない。

 C&Aに限らず、アーティストは結構若く見える。サザンの桑田さんも小室さんも年齢的にC&Aに近く、でもやっぱり「おっさん」ではない。井上陽水さんや吉田拓郎さんになると、私の感覚ではおっさんになる。でも、矢沢永ちゃんは・・・微妙。だって「ちゃん」だし。

 で、私なりの結論。ラジオ。

 DJ赤坂が、こういう話をしてくれた。何の曲だったか忘れたが、DJ赤坂の尊敬するウルフマン・ジャックと女の子の会話が曲の冒頭に入ってる曲がある。

 ウルフマン・ジャック:How are you?
 女の子:I'm thirteen. And how about you?
 ウルフマン・ジャック:I'm fourteen.

 赤坂が言うには、ラジオのDJというのは、若いリスナーと同じ目線にいるけど、でもリスナーには届きそうでちょっと届かない1コ年上の感覚でいるものなので、赤坂もそういうDJでいたいそうだ。

 CHAGE兄も桑田さんもラジオのDJとしても活躍してる。テレビでの会話よりもラジオの方がずっと身近に感じる。

 CHAGE兄とASKAさんの大きな違い。自分にとって身近なラジオDJであるか否か。たぶん、そこに「兄」であるか「さん」になるかの違いがあるのだと思う。

 赤坂さんの受け売りになってしまった。