開幕戦(札幌ドーム)2-2で期待できるスタート

 さすが開幕戦だけあって、札幌ドーム、試合開始2時間前でも、かなり並んでた。アウェイ側の自由席もほとんど埋まってた。値段の高いS席とかは空いてたが。18,000人以上入ったので、去年のヘボさや今年のダウンした戦力を考えると、けっこう入ったと思う。

 去年から選手の背番号がかなり変わったので、試合中、電光掲示板を見て確認することが多かった。今野がいなくなったので、曽田が4番になってたり。

 試合開始早々、一気に攻め上がって、チャンスになったりして、いい感じでスタートした。10分くらいで清野が札幌デビュー戦初ゴール。期待できる。全体的に札幌ペースで、1-0で前半を終わった。

 後半7分くらいで追い付かれる。が、すぐに新居がゴール。2-1。前半、がんばりすぎたせいか、時間が進むにつれ、つかれてくる。

 守備の中心、佐藤尽が怪我で退場。MF市村が投入される。さらに、GKの藤ヶ谷がなぜかよくわからないが、矢継ぎにイエローカード2枚連続で出され退場させられてしまう。1枚目は遅延行為なのかもしれないが、そのあとすぐに出された2枚目の意味がさっぱりわからん。審判にはブーイングが浴びせられる。退場させられた藤ヶ谷には、「藤ヶ谷コール」が起こっていた。

 この退場劇から、ひとり選手を変えざるを得なくなり、FW新居をGK阿部に交代。10人となった上、守備の要の選手2人を変えなくてはならなくなったのは、予定外。このあと防戦一方になる。スタミナも失い、ピンチがずっと続くが、相手のシュートもミスなどで、何とか耐え続け、ロスタイムに入る。

 残り時間1分か2分、攻め上がったところ、カウンターを食らい、バロンにゴールされて、同点。選手がピッチに崩れ落ちる。そのまま終了。いい試合だったのに、意味不明なジャッジで試合が壊されてしまったのが残念。甲府は、あまりいい感じではなかったので、退場劇がなければ、勝てたのではないかと思ってしまう。試合後、選手は拍手であたたかく迎えたが、審判にはブーイング。

 それでも、甲府と互角に戦って、2得点して引き分けというのは、予想していたよりぜんぜんよかった。戦力的には0-2くらいで負けててもおかしくない状況だから、十分評価できる。今日の試合を見たところ、ジュビロからやっきた柳下監督の手腕はかなり期待できそうだ。