電光石火 #02

1999年10月2日〜3日の「電光石火 真駒内アイスアリーナ公演」 後半

10.no doubt

 何度聴いても飽きない。シンプルで、かつ美しい。きっとこういう曲が名曲なんだと思う。おもわず口ずさんでしまうところが魅力。みんなに連れられて立ち上がってしまったが、この曲も最後までじっくりと座席について聞き込むべきだった。

11.青春の鼓動

 ここからサビが始まる。C&Aがあるラジオ番組で「(たぶんジョークで)今回のツアーは真駒内がサビです」と言ってたから、ここから「Sea Of Gray」までが「電光石火」のもっとも大きなサビ。初日は気付かなかったけど、観客がASKAさんの後に歌えるように、ちゃんとスクリーンに歌詞が書かれていた。僕も当然、「戦闘機みたいな音になって〜」とシャウトした。とても楽しい曲だった。

12.NとLの野球帽

 最高にかっこいい。とても熱い。CHAGE兄の男の部分がもっとも凝縮されてる。「うぉ〜ううぉ〜ううぉ〜ううぉううぉうぉう〜」には両手を突き上げ、「一緒に歩かないか〜」では「一緒に歩いていくぞぉ〜」って気になる。何度も聴いてきた曲だから私の中に十分浸透していて、この曲無しにC&Aのライブは考えられなかった。とにかく最高だった。

13.もうすぐだ

 ついにライブで聴けた。受験してた時にもっとも励まされた。ひさしぶりに見た、ASKAさんのマイクスタンドアクション。思えば、「Code Name.2」以来、これがライブで聴けるのをずっと待っていた。3年越しの夢がかなった。

14.群れ

 前の3曲で、場を一気に最高潮に持っていっといて、この曲でガクッとテンポを落とすことで観客にぐっと聴かせる辺りは、流石である。C&Aでもっともメッセージの強い曲を、こういう聴かせ方するのは言葉を伝えるのにもっとも効果的だと思う。曲のよさだけでなく、うまさも感じた。まだ熱の残っているシーンとした会場内にASKAさんの声はとても力強かった。

15.Sea Of Gray 

レーザーや火薬がふんだんに使われ、ステージ横のスクリーンにもなんとも無気味な映像が流れた。このライブの中で一番、熱かった曲。でも、3/4拍子なだけに、手拍子がとても難しい。 どのように手をたたいても、必ずずれてしまう。観客の方を見てても、みんな手の動きがバラバラ。でも、なぜか統一感みたいのがあった。

16.この愛のために

 アルバムバージョン。最初の部分はピアノだけでなく、ギターも入っていた。そういえば、この曲でC&Aは復活したんだった。この曲に「大事なものが変わってきた」という一節があるけど、今回のライブはまさに、このフレイズの通りだった。いままでC&Aのツアーでは、「史上最大の作戦」「SUPER BEST 3 MISSION IMPPOSIBLE」を見てきたが、このときのC&Aの印象を一掃してしまうかのようなライブだった。3年間で随分変わったと思う。これからもどんどん変化していくだろう。きっと3年後のC&Aは今とはぜんぜん違っていることだろう。いかにC&Aが変わっていくかが、とても楽しみだ。

17.NO PAIN NO GAIN

 本編はこれで終わり。C&Aの活動を休止したあたりから、やけにこの曲が好きになってきていた。なんどとなくこの曲に助けられたことか。最後にとても素晴らしい曲が聴けて、たとえここでコンサートが終わってても満足だったに違いない。今回は、「WALK」ではじまり、「NO PAIN NO GAIN」で終わる。大変素晴らしい構成だった。

-Encole

18.流恋情歌 (@the 2nd stage)

 僕にとって、C&Aでおかわりありのコンサートには初めて。自分の左上45度をC&AとBlack Eyesのメンバーがひとりずつ歩いていく姿は圧巻だった。前もって、曲順に懐かしい曲もあるらしいことは知っていたが、「ひとり咲き」か「安息の日々」、「嘘」あたりだと思ってた。まさに意外な曲。そういえば確かに、この曲の方が「ひとり咲き」より出来たのが早かったんだよね。原曲の力強さとは違った、やわらかさとかやさしさが出てて、「流恋情歌」の新しい一面を見た。つうか、曲中にASKAさんがCHAGE兄の頭を叩き、兄の「いって〜」の連発は最高だった。ていうか、初日の方は「いって〜」に気をとられて、あまり肝心の曲を聴いてなかった。

19.恋人はワイン色 (@the 2nd stage)

 アンコールは全曲とも柔らかい感じだった。とくにこれも。サビのメロディーもちょこっと変えちゃったりして。一度聴いてからは、ずっとこっちのバージョンが頭に残ってて、後日カラオケで「恋人はワイン色」歌ったときも、なんか違う感触で「こいびとは〜」を普通に歌いづらかった。

20.no no darlin'

 センターステージから、メインのステージに戻る。今回の「no no darlin'」はオリジナルのバージョン。ちょっとだけ歌い方をゴスペルっぽくしてるとこもあった。今回はBメロもASKAさん。でも、やっぱり名曲です。聴けて嬉しい。最後の曲に「no no darlin'」って、いい締め方じゃないですか。帰りはコンサートの余韻半分、福岡ドームの期待半分、とても快い気分だった。ていうか、福岡のチケット当たったかが不安もある。