千年夜一夜ライブ #03

ASKA

CHAGEパートが終わり、バンドメンバーが順に退場。そしてCHAGE兄がステージから通路を通って離れていく途中、ASKAバンドが登場。CHAGE兄とすれ違っていく。そして、ASKAさんが青いジャケット(だと思う)で登場。ASKAさんはステージに向かう通路を歩きながら、ペットボトルを何度も口に運ぶ。その様子は、さながらプロレスラーの登場シーンのようだった。そして、ふてぶてしい感じのASKAさんに、ステージから降りてきたCHAGE兄が跪き、ASKAさんからペットボトルを受け取る。ASKAさんはステージへ。

01. My Mr. Lonely Heart

ふだんライブに来る時は、ライブが始まる前に、今日は何が歌われるのかなぁと想像してみたりするのだが、今回はなぜか全くそういうことを考えることがなかった。福岡ドームにいるということだけで頭が一杯になっちゃって、そこまで考えを及ぼすことができなかった。それくらいドームは不思議な感覚を僕に与えたのだ。だから、1曲目が何だろうって考えもしてないから、ASKAパートがこの曲で始まってもごく自然に「ああ、これかあ」と普通に受け止めたが、あとあと考えてみたら、ライブでこの曲が歌われるのは初めてのように思う。なんか勿体無いくらい普通に聞き込んでしまった。

02. Tattoo

落ち着いた1曲目から反転し、2曲目でテンションがあがる。こういうパターンが電光石火ツアーから使われてるね。ていうか、僕の中ではC&Aのライブの2曲目は照明的にもイメージ的にも「紫」という印象が僕にはある。電光石火のタイトな「HOTEL」もそうだったし。でもって、今回ASKAの部の「Tattoo」もやっぱり紫だった。そういえば、ツアー「電光石火」でCHAGE兄がタトゥーをしていた。あれって、シールだよね?

03. 花は咲いたか

「朝がくりゃ おはようだ」。わかるようでわからない。わからないけど、でも「花は咲いたか」っていいフレーズだ。ここはメロディー的にもリズム的にも、両手あげて頭の上で手拍子でしょう。僕はそう思うんだが。

04. はじまりはいつも雨

ここでASKA固めが本格化。僕の周りは、男性が多かったので胸の前で両手の指を組んでる人はあまり見受けられなかったのだが、固められた女性はけっこういたんだろうなあ。

05. Girl

ていうか、ちょっと驚いたのだよ。たしか、kicksツアー@真駒内の時は二日とも観客全体がシーンとなっていた。kicksでは「Girl」「遊星」で僕もわりと固まってたのだが、今回の「Girl」は手拍子が湧いててさ。ちょっと戸惑った。これが、ドームのテンションをあげさせる力か、はたまた福岡という地域性なのか分からないけど、こういう「Girl」もありなのかなと思った。まあ、僕は手拍子打たなかったけどね。

06. 着地点

待ってました、散文詩の朗読。詩の中のコーヒーとミルクが混ざりあって「白と黒」というところでピンときた。ここで次の曲が分かったのは僕くらいだろう、と自分の中で得意げになってたが、たぶん、それは僕だけじゃないと思う。「き〜みと〜僕〜では〜」のフェイクでイントロに繋がる。ていうか、ライブでの「着地点」ってCDバージョンよりもロックな感じで、とても好きだ。

07. Now

ミドルエイトといえば良いのでしょうか、「真夏の海洋で〜」からのあたりは、とにかく最高だ。いつ聴いてもここは特に新鮮で、この部分が終わるとちょっと寂しい感じを覚えてしまう。僕の中では、この曲がサビだね。ここだけを味わうだけで十分、ASKAライブは見る価値があるんだと思う。

08. 晴天を誉めるなら夕暮れを待て

なんど頑張ってもうまく行かないことがある。この曲でASKAさんと全く同じリズムで体を上下に揺らすこと。スクリーン見ながらだと、テンポがちょっと遅れるし、見ないと合ってるかどうか分からない。ていうか、僕はギターも持ってないから、その時点で終わってるんだけど。

09. けれど空は青

これも、ライブでは初めてだと思う。「月が近づけば少しはましだろう」とか「けれど空は青」とか、こういう男っぽい楽曲がとても好き。聞き惚れてしまう。そういえば、この曲はASKAさんの福岡時代の友達への歌だったとおもう。C&Aの福岡の友人の方々も、ドームにいたのかなあ。

10. 同じ時代を

同じ時代をC&Aと共に生きてるだけでも十分幸せなのに、1999年から2000へ劇的に変わる「同じ瞬間を」C&Aと共に過ごせるなんて、なんと素晴らしいことだろう。そして、この曲でASKAパートが終わっても、まだまだライブが終わらないことも、たいへんすばらしい。

ASKAさんとASKAバンドが退場した後は20分ほどのインターバル。スクリーンには、C&Aを紹介するVTRが流れている。今回のライブはDirecTVで全世界に放送されてる。でもって、今流れてる映像は世界向けのと同じ映像。世界に向けてるため、解説&ナレーションは英語でされてた。真っ黒なコートのC&Aが砂漠を彷徨っている「Red Hill」の映像がメインだった。あと、「You are free」「Something There」のPVも使われていた。場内では、映像が流れてる間、観客がトイレにいったりして休憩していた。僕も一度、C&Aパートで完全燃焼するためにトイレに行った。そうしてるうちに、VTRのナレーターがC&Aの登場を告げると、再び場内は慌ただしくなり観客が席に戻り出した。そして、このライブのメイン、「CHAGE&ASKA」の登場だ!

千年夜一夜ライブ〜福岡ドーム 僕らがホーム〜
CHAGE&ASKA

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