C&Aが再び登場。20分の間で衣装がかわってた。黒い。ASKAさんは何度か「黒じゃないのを着たい」というようなことを言ってるけど、でもC&Aはやっぱり黒でしょう。
01.
Walk
C&Aが登場して、1発目の曲がこれ。電光石火ツアーの時は、1曲目がこれだったことに驚き、大変新鮮さを覚えたが、もう自分の中で「WALK→1曲目」というのは、定番であるかのように、ごく自然に受け止めている。サビに入る前の右指、左指と順に上げるのと、「僕のすべてが止まる」のところで両掌を前に押し出し、そのあとギター弾くようなアクションは、やってて気持ちがいい。
02.
Love
Song
キーボードだけのアレンジVer.(ヴァージョン)やアンプラグドVer.
は何度か体験したけど、オリジナルVer.の「Love
Song」をライブで聴いたのは実は初めてだったりする。いちばん好きなアレンジはキーボードの1コーラスだけVer.だ。でも、初めて聴いた「Love
Song」はやっぱりオリジナルVer.だし、そういう意味で福岡という場所で原点に立ち返ったような気分になった。リズミカルなイントロは耳で、というより体で感じられた。「WALK」のあとにこの曲。なんか、しょっぱなからすごく豪華だ。
03.
終章(エピローグ)〜追想の主題
きました。「Love
Song」は僕にとっての原点だったけど、この「終章」はCHAGE兄の原点だ。CHAGE兄が19歳でつくったこの楽曲が、未だにこういうライブで歌われ、しかも「すごい曲だから最後にする」とかいう特別扱いされないところがすごいところだと思う。でも、右後ろの方で小さなガキんちょ様がうるさくて、しかもその親が注意さえしないという異常事態にたえることができなくて気持ちよく聴くことができなかった。とても残念だった。
04.
no
doubt
未だに、この曲はライブでどう楽しむべきか悩んでる。もちろん、「こう聴かなくちゃいけない」というルールはないのだが、手拍子をどうするかで迷う。じっくり聴きたい気もするし、最初からリズムに乗って手を打つのもいい。今回は、電光石火@真駒内みたいに「サビから」手拍子が沸き上がることがなかった。最初からみんな手拍子だった。アルバム『NO
DOUBT』は現在もよく聴くが、この曲のイントロを聴き始めたら最後まで聴いてしまう魅力がこの曲にはある。CDでもライブでも人を引き付ける曲だ。
05.
On Your
Mark
最近になってもいろんなところでこの曲を聴く。最近は、本屋で長嶋茂雄のビデオの宣伝のビデオでも使われてるし。ちょうどステージが向こうだったためスクリーンを見ていた。そのおかげかどうか、コインを落とす仕種が見れてね。ていうか、もう、この曲か。最後じゃなくて、こんなとこで「On
Your
Mark」。でも、2000年はこれから始まるんだ。ってことは、ここに「On
Your
Mark」あるっていうのは至極自然かもしれない。そして次に、もっともカウントダウンに相応しい楽曲が・・・。
06.
もうすぐ僕らは ふたつの時代を超える恋になる
予想してたけど、やっぱりこれだよね。この曲を1999年の最後に聴くために福岡に来たようなものかも知れない。年越しソバを食べることは出来なかったけど、この曲で1999年の終わり、つまり2000年の始まりを実感できた。曲の最後「もうすぐ僕らは ふたつの時代をこえる恋になる」がくりかえされて、スクリーンにはカウントが・・・
-Count
Down to
2000
カウントダウンが始まってる頃、僕はさっき買ったカウントダウン用風船を大急ぎで膨らませる。いろんなとこから風船を膨らます「ぴゅ〜ぅぅ」という音が聞こえる。1999年残り15秒!10秒!風船の用意完了!風船は1個しか膨らましてないけど、しかたがない。
9、8、7、6、5、4、3、2、1
0!!
さっきの紙飛行機は少なかったけど、風船はかなり舞った。僕の風船も変な挙動で1時〜2時の方向に飛んでいった。やった〜〜!! ついにC&Aとのカウントダウンを達成したぞ!! 苦節4ヶ月。やっとここまできたぞ。会場は完全にヒートアップ。そんな興奮渦巻く中、2000年の幕開けの曲が!
07.
YAH YAH
YAH
2000年、一発目の曲が、これ!待ってましたと言わんばかりに会場は大合唱。もう、ここからは最後まで会場が大合唱。C&Aのライブはわりとおとなしめだけど、今日は違う。ていうか、こんなに観客が歌うライブは初めてだ。この様子は、ディレクTVのみなさまには、悪いけど、味わえないと思う。もう、Y2Kのことなんか頭になかった。ライブが始まったときから、そんなことどうでもよかったんだ。とにかく最高の2000年の幕開けだ。僕も「YAH
YAH
YAH」、ふだんは絶対に出さないような大声でシャウトした。周りの人は僕を迷惑な人と思ったかも知れない。でも、当人はそんなことどうでもよかったかな。さっきの「終章」のガキンチョを責められないと思った。あ、そういえば、コートは・・・着てなかったよね?記憶が曖昧だ。
08.
Say
Yes
そして、これですか。思えば、この曲で90年の音楽界が始まったのだった。僕もこの曲の前から「太陽と埃の中で」などでC&Aを知ってたが、でもやっぱりこの曲なしにC&Aにはまり込むきっかけはなかっただろう。僕の好きな曲ベスト10には、この曲は入らない。でも、とても僕には大事な曲だということを改めて実感した。2000年になっても、「Say
Yes」は「Say
Yes」であってほしい。昔からのファンの方にとっては「Say
Yes」はC&Aをちょっとだけ遠い存在にしてしまったかも知れないけど、でも「Say
Yes」がC&Aの代表曲でいいじゃないか。福岡で、そう思った。
09.
Heart
この曲で階段から降りてきた(SUPER
BEST 3 Mission
Impossible)のが今はもう懐かしい。あ、プレミアムライブでもやったんだった。ちょっとスローVer.で。ていうか、懐かしいなんて言ってられない。今が大事だ。それに、プレミアムライブでは、ASKAさんがマイクスタンドを回すことはなかったぞ。マイクが高速回転する度に「うぉ〜〜」と歓声が舞う。「Heart」のサビって大声で歌うと声が裏返っちゃうんだよ、僕は。でも、昔、CHAGE兄が言ったように、どうせ僕のことなんか誰も見てないから、裏返ようがむせようが関係なかった。
10.
(Trip〜)僕はこの瞳で嘘をつく
「うぉう〜うぉう〜うぉ〜(本当はこんなんじゃないんだけど、文字であらわすことが不可能)」で、「ああああ!『Trip』だ!初めてだ〜!やった〜!」と思ったけど、そっからいきなり、「僕はこの瞳で嘘をつく」に変化。これにはびっくりしたね。やられたよ。「僕はこの瞳で嘘をつく」→「YAH
YAH
YAH」→「ロマンシングヤード」っていう黄金の曲順があったから、2曲間に挟んでても「YAH
YAH
YAH」の後に「僕はこの瞳で嘘をつく」っていうのは、とても新鮮。ふたりでひとつのモニタに脚をかけるのが似合うのは、やっぱりC&Aだけだよな。あと、「Trip」最後まで聴きたかった。
11.
NとLの野球帽
やっぱり、この曲なしにいまのC&Aを語れないと思うんだよな。これがないとC&Aのライブじゃない、っていうか。しかも、ここは福岡。絶対にこの曲は必要。「うぉ〜う うぉ〜う うぉ〜う うぉううぉううぉ〜」と歌う度にとても熱くなる。これ以外に語れる言葉がなくて、つまりそれくらい「NL」は最高なんだ。今回、CHAGE曲が少ないけど、この1曲だけでCHAGE兄の存在感が浮き出ている。
12.
Pride
いちばんの人気曲。電光石火ツアーではやらなかったけど、やっぱり必要なのかなと思えた。C&Aの20年の歴史を単純に10年ずつに区切ったら、「Pride」はもはや前期の曲になってるんだよね。でも、そんなこと全く感じられない。ずっと歌い継がれてきたから。そして、この曲に込められた本当の意味が、今もずっと大事に生き続けているから。ASKAさんは、「自分はメロディーメーカーだ」と言ってるけど、僕はやっぱり詞がすごいと思う。
-Encore
全曲が終わってからASKAさんが「また戻ってくるのが面倒だな〜」。観客がそれに「アンコール! アンコール!」と応える。テレビの関係で1時までに終わらせなきゃいけないから、戻んないようにしたのかもしれないけど、でもこう台詞を言えるのはとてもすごいユーモアだと思う。う。あと、C&Aだってアンコールやっていいじゃないかと思った。「映画もあってアンコールもある」こういうのを次のC&Aライブに期待したいな。さて、ここで歌われたのは新曲(by
C&A)です。
13.
ひとり咲き
僕はチャゲ&飛鳥(あえてこう書く)のデビュー当時はうまれて7か月くらいだったから、当然この曲を知るのはかなり後だ。だから、この曲に対して「古い」という意識はない。むしろ、今と曲調も歌い方も違うから新鮮だ。ライブでも初めてだったし。そして、この曲がASKAさんの、そしてCHAGE&ASKAの原点。福岡で本当の原点に逢った。ところで、どんなものにも英語っぽい表現を好む風潮のなか、「チャゲ&飛鳥」っていう表記がいまは結構好きだったりする。
14.
万里の河
CHAGE&ASKAの初のヒット曲。ひさしぶりに「ひとり咲き」とか「万里の河」のように、女性の立場を唄った新しい曲を聴いてみたいなと言う気もする。ていうか、「ひとり咲き」でも「万里の河」でも、いまだに合唱が続いてるこの福岡ドームはちょっと異常だね。でも、こういう雰囲気は好き。「ひとり咲き」「万里の河」を聴けたのはC&Aファンとしてとても嬉しい。
-Encore
(Once
More)
C&A、CHAGEバンド、ASKAバンド、C&Aバンド(Black
Eyes)すべてのメンバーがステージに集合。ものすごい人数だ。
15.
no no darlin'
(Gospell)
最後にこれ。武道館で聴いたヴァージョン。しっとりとしたライブでなら、オリジナルの方がいいかも知れないけど、やっぱり今日はお祭りだから間違いなくこっちだね。いままでの曲順から見ても、「コンサート」よりは「イベント」。でも、「no
no
darlin'」を全員が叫ぶように合唱するというのも、ものすごいことだった。もはやバラードじゃなかったもんね。とにかく、このライブを締めくくるのに、最高の曲でした。このヴァージョン、こんどはツアーで聴きたいね。そんな期待をのせて「千年夜一夜ライブ」は幕を閉じたでした。
全曲が終わってから、C&Aとともに会場全体で万歳! 終わったばかりなのに、もう、次のライブが観たい、2000年からのC&Aがとても楽しみ。そんな思いを抱かせてくれる最高の夜でした。
千年夜一夜ライブ〜福岡ドーム 僕らがホーム〜
CHAGE&ASKA
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