いやあ、すごかった。感服しました。

今やってきてる台風の片方は「チャバ」、もう片方は「アイレー」で、奇しくもC&A。降水確率80%とのことなので、土砂降りすら覚悟したが、今年も雨に勝った。強ぇ。

屋内でのライブでは聞くことができない、円陣組んでの「オー！」がステージの裏から聞こえ、ボルテージが上がる。ステージ両脇のスクリーンに元祖・熱風の頃のC&Aと当時のニュースをリンクさせた映像が映し出される。今泉さんが登場し、ドラムソロから「威風堂々」でチャゲ＆飛鳥が登場。ほとんどMCなしで、最後まで30曲以上ぶっ通した。

15周年のときに買ったモックに書かれていた81年の「元祖・熱風」の曲順では、1曲目は「翼」だったので、それが来るのかと思ったら、デビュー曲「ひとり咲き」でスタート。「流恋情歌」「万里の河」とシングル順に来た。次は「放浪人（TABIBITO）」だと思ったら、「御意見無用'82」「夏は過ぎて」。元祖・熱風後の「モーニングムーン」が飛び出した時点で、次の曲がまったく予測できなくなった。

C&Aのライブを10年以上前から見てるけど、今回の「熱風」で登場した曲の半分以上は、初めて生で体験した曲。「これなんだっけ？」という曲がいくつかあったくらいだ。初期のアルバムほとんど持ってなかったので、「25th Anniversary Box - Vol.1」買ってなかったら、ほとんどわかんなかったかも。買っといてよかった。

チャゲ兄のヴォーカルも素晴らしかった。「光の羅針盤」「夏の終わり」なんか、鳥肌ものだった。ちょうど1ヶ月後に「two-five」の札幌公演があるにもかかわらず、早くCHAGEソロ見たいと思った。「Love Affair」でのスピン〜飛鳥ブルースハープvs阿部バリトンサックスもかっこよかったなあ。

お台場メドレー（パンドラの箱）では、「Mr.ASIA」と思ったら「パラダイス銀河」で、極めつけは「ふたりの愛ランド」があったし。ライブでは二度と聞けない（歌えない）だろうなあ。「ふたり、みっつ、よっつ」もあった。「YAH YAH YAH」をサビだけさらっとやって、メドレーのつなぎにしか使わないところがすごい。こんな誰でも知ってる曲が、今回の「熱風」の中では、わりと影が薄い方だったりした。

あと、とくに印象的だったのが、飛鳥さんの「熱い想い」の前のMC。今の自分を評価できるのは、未来の自分しかいない。わざわざ棒読みで語るところが巧い。かなり心動かされた。このMCによって、この曲に新しい意味が追加されたと思う。曲の途中、泣きそうになった（もっとも、辺りの人は、4曲目位からすでに泣いてたんだけどさ）。さらに、エンディングが続く中、バンドメンバーごと全員前に出て手をつなぎ礼。

会場中をおもいっきりしっとりさせておきながら、その場でいきなりアンコール。反則だと思った。そして、CD化されてない「声を聞かせて」、きょうの合唱曲「SAY YES」、ラストは「安息の日々」。終演後のBGMの「愛すべきばかちんたちへ」まで、最後まで強烈だった。

なんていうか、やっぱ、なんだかんだいってC&Aさんはすごいです。このライブに立ち会えただけで、優越感を感じるくらいだ。

CHAGE and ASKA 25th Anniversary Special
チャゲ&飛鳥 熱風コンサート
<<曲順>>

ひとり咲き
流恋情歌
万里の河
御意見無用'82
夏は過ぎて
モーニングムーン

夢から夢へ
21世紀
光の羅針盤

お台場メドレー
　LOVE SONG
　パラダイス銀河
　Newsにならない恋
　ボヘミアン
　ふたりの愛ランド
　ふたり
　嘘
　伝わりますか
　シングル・ベッド
　YAH YAH YAH
　太陽と埃の中で

36度線 -1995夏-
夏の終わり
MOON LIGHT BLUES
熱風
魅惑
棘
Love Affair
南十字星
NとLの野球帽
野いちごがゆれるように
熱い想い

声を聞かせて
SAY YES
安息の日々

CHAGE and ASKA presents チャゲ&飛鳥 熱風コンサート