THE X FILE  FIGHT THE FUTURE (X−FILE ザ・ムービー


この映画は,シーズン5の最終話「THE END」からの続きの位置付けです。
(映画見た時,まだ見てへんかったぞ。先に言え!!)

ではあらすじ,感想です。
(超ネタばれなのでご注意)


時に紀元前35000年,氷河期?の氷の洞窟を探検する人類の祖先がエイリアンに
襲われ殺されるところから始まります。
(人類ってそんな頃からいたっけ?)

ズドーンと時は流れ,現代。
アメリカ テキサス州北部の,とある村の中の広場に,突如穴ぼこが開いて,
ここで遊んでいたガキが落っこちます。
幸い,怪我はなかったけれど,その落ちた先が,先のB.C.35000年に祖先が
死んだ洞窟だったからびっくり仰天。
その子供も,助けようとした救急隊員達も,みんなエイリアン(というか流れる
鼻血みたいな存在)にやられます。
と,そこへ,いきなりヘリやら巨大タンクローリーやら,いかにも巨大権力者が
遣わしたという面々が現れて,現場封鎖をおこなう。この辺は,基本ということで。

ところ変わって,一週間後のダラス。X-FILEを閉鎖されて,テロ対策部門で働いている
Scully & Mulderが,ふざけ合いながら爆弾調査。
Mulderの直感?で通報とは違うビルを調査中,たまたま入った自販機コーナの中で大量の
爆弾を発見。おまけにその入り口の鍵穴をふさがれ閉じ込められるMulder。
携帯でScullyに助けを求めるが,当然最初は信じてもらえない。
けれど,鍵穴を見たScullyは,有無を言わさず,ビルの守衛達に全員の退去を命令する。
ここでのScllyちゃんが,めちゃめちゃかっこいい。

「いらんこと考えんと,電話とってさっさとやらんかい,ダボ」
(Don't think! Pick up the phone and make it happen!)

と,威勢のいいことったら。惚れぼれします。
この後,この爆弾騒捜査の指揮をとるミッショー捜査官
(Terry O'Quinn, 「ミレニアム」
で主人公の補佐役で出演している人だから,最初,混同してしまった)
が,「俺に任せろ」
と言ってみんなを追い出すも,何もしようとせず,覚悟の爆死を遂げる。
(この爆発シーンが見物で,実際の連邦政府ビル爆破の惨状とダブって,すごい迫力)
このビルでの死者はミッショー捜査官と,なぜか子供一人と救急隊員数名。なんと,
一週間前にテキサスで死んだ?犠牲者の死体が...。これは陰謀か...

結局,指揮に従わず勝手なビルを捜査していたMulderは,FBIから大目玉くらい,行きつけの
酒場でやけ酒あおって,バーテンのお姉さんに,妹の失踪やら国家の陰謀やらいろいろ
しゃべりまくった挙句,トイレが一杯で裏路地で立小便までする体たらく。
(でも,この小便が,実に気持ちよさそう。おまけにその壁に「ID4」という落書きまで
ある..らしいが気がつかなかった。ID4は,もちろん「インデペンデンス デイ」のことだが,
これは,ID4を見てくだらなかったというクリス・カーター(製作/脚本)の意見を聞いた
ロブ・ローマン(監督)がイタズラで書いたとのこと。そんなに嫌いなんかい!!)


その小便の最中に現れた医師に,一緒に立ちションしながら,「わいは,おまえさんのの父親と
いっしょに秘密実験に従事してたんやぞ」なんて聞かされたから,もう舞い上がったMulderは,
いっしょに大目玉を食らってふくれるScullyをつれてテキサスへ。
そこで,例の村に居たタンクローリを追って謎のとうもろこし畑へ到着。
そこの巨大なドーム型ハウスにドカドカ入る二人だったが,
急に現れた大量の蜂に襲われ,命からがら外に出るも,今度はヘリに追っかけまわされる。
Mulder君,スカリーちゃんをほっといて先に行っちまうもんだから,後で「スカリー」って
大騒ぎで探すことしきり。
(そら,見つかるわな。あんなに堂々と入っていったら。
それに,Scully置いていくなボケ。かわいそうやろが!!)


Scullyがそんなこんなで
(どんなんや)FBIやめるとごねだしたもんだから,慌てたMulder君
「君が必要なんだ」とかなんとか言ってとってもラブラブ。当然キスシーン,で接触まであと
1センチくらいのところで,Scullyのコートについてた,テキサスのもろこし畑の蜂に刺され
ラブラブキス失敗,どころか,Scullyは自分の症状を分析しながら気絶しちゃう(T_T)。
急いで救急車を呼ぶも,来たのは組織派遣の偽救急車。でScullyは連れて行かれるは,Mulderは
頭打たれて危うく重症...実はこめかみをかするだけ。

Mulderが,毎度のローン・ガンメン3人組とスキナー副長官(ミッチ!!)の助けで,3人組の
一人バイアーズ
(一番公務員臭い顔した背広の似合う奴)の服を借りて,見張りをだまして
病院から脱出成功。
(でも病院の外に出るや,バイアーズの背広の上着を脱ぎ捨てて道端にポイッ。
なんちゅうやっちゃ,Mulder君)

で,例の酒場に行くがタッチの差で立ちション医師との接触に失敗し,医師は組織に連れ去られる。
そこに待っていたウェル・マニキュアード・マン(
3'rdシーズンからのMulderの影の協力者。もち,
組織のメンバーの一員。この俳優さん(John Neville)は,顔立ち/風情がなんか大物っぽいと
思っていたら,なんとサーの称号を授けられた,ホンマもん。でも一応役者)
に,
「Sucllyは,南極のここにおるから,このワクチンを持って助けに行ったらんかい。早よ行け,ダボ」
と言われて,疑いはするも,直後にこのウェルさんが爆死するところを目の当たりにして
(この爆死シーンは,ウェルさんが乗ってきた車が爆発してしまうんだけど,爆発のきっかけが
いまいち不明。ドアの開け閉めでは納得いかん。リモコン操作か?)

急遽南極へ。
(簡単に行くなよ。個人の立場で....)

そこで,基地を発見/侵入したMulderが見たものは,巨大なつくりの人体保管場所。
(作りが「未知との遭遇」っぽかったのでUFOの内部か?と単純に思ったら..その通りだった)
そこで,一人でドタバタして,うまいことScullyの移送されたBOXと保管されたBOXも見つける。
Mulder急いでその保管BOXを叩き割り,例のワクチンを注射すると...なんとScullyの体に
つながれたパイプを通してそのUFO中に保管されていたエイリアンが蘇生し出した。
Molderはうまいこと裸を見せないように
(チッ!)Scullyを保管BOXから出し,移送BOX内にその
まま残っていた防寒服を着せて
(この服がどこにあったと騒いでいるファン掲示板があったが
甘いぞ。諸君。)
脱出を試みる。
Scllyちゃん結構肉付きよさそうなので,Mulderは必死で担ぐが,見てて痛々しい。
(で,Scllyにも歩かせたり,上に登れだというが,そんなん無理でっせ。蘇生直後やのに。)

結局,割と簡単に表に出るが氷が割れて,哀れ穴に落下..と思わせて,上がってきたUFOの縁に
うまいこと乗っかってまたまた地上へ。
(どっちにしても怪我しそうやけどなぁ)

飛び立つ巨大UFOを見て,
(ファンの間で言う子犬顔で)「Scully,UFOだ。見て。」なんて
起こそうとするが,Scullyちゃん,目がいっちゃってて,またまた見てくれません。
でもMulderとってもうれしそう。
(どないして帰るんや?お二人さん?)

結局,またまた,何も解決しなかった,でおしまい。で,シーズン6へ続くそうな。


正直なところ,映画でなくてビデオでも充分な内容と思えた。
間にはもっと細かく面白いエピソードがふんだんに入っているので,ファンには楽しめたが。

しかし,エイリアンにも秘密だったワクチン(これが対エイリアンへの唯一の対抗兵器だった)
を使ってScllyを助けだしたはいいが,その対抗兵器の存在がばれた上に,UFOも飛んで行ってしまう。
これは,ただ事では済まんのと違うかと思うのはわたいだけでしょうか?
明日にでも,UFOが責めて来そうだぞ。

やっぱり,Scllyチャン,かわいい & かっこいい。なかなか素敵な女性や。

Suclly:ダナ・キャサリン・スカリー
 本名 GILLIAN ANDERSON 身長160cm 女児(バイパーちゃん)の母。  どうでもええって?

結論:お金払ってまで見に行く映画ではない。
   でもビデオで見る価値はある。ファンなら



                    
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