すごい映画がやってきた...                 (1999.09.19)
                                     (1999.09.21 写真追加&ゴジラ修正)

  THE MATRIX

の名はNeo。 新世代の救世主              。 

↑ なんやこれって?...気にしない,気にしない。解る人だけにわかる...

 

さて,今年4本目の映画は,USAで ”Star Wars” 以上のブレイクを見せ,日本のSF界でも
大注目のこの作品。「The マトリックス

早速,見て参りました。なんと,公開2日目(9/12)のSunday。朝一番(8:20)からの上映です。
場所は,混雑を避けるためと,またまた貰った只券の都合で,錦糸町の楽天地シネマ1。

では,ネタばれ覚悟のあらすじ&感想のSTART!!


開始草々,警官が何やら暗いビルに犯人を求めて包囲し踏みこむ。
そこには,ノートパソコンに向かう黒ずくめの女トリニティ(キャリー=アン・モス ♀)
敵の組織のエージェントが狙う彼女を,よくある縄張り争い意識で,自分たちで
逮捕しちまおうなんていうバカなことを考えた哀れな警官達,トリニティの華麗な
舞いで皆殺し。
(TVでよく見る,女性が警官の前で,手を広げて空中静止後,蹴っ飛ばすシーンが
 いきなりここで見られる。↓.....結構,あっけない。)


ココから,いきなりエージェントトリニティとのものすごい追いかけ合いが始まる。
逃げる
トリニティとそれを追うエージェントと警官。屋根の上を脱兎のごとく駆けて行く。
速い,速い。警官達は,けつまずいたりして大騒ぎだが,太っちょも爺さんも結構よくついていく。
でも,ビルの間をビヨーーーンと飛ばれた日には,もうおしまい。「んな,アホな..」と警官達は呆れ顔。

さすがわエージェントは,どこまでもついていく。
でも,我が
トリニティちゃん,キリッとした目で小さな窓を見つけ,チータのようなしなやかな
走りでその窓めがけてダイビング!!
(ここも,よくTVで見られるシーン。でも,ココが格好いい。)
窓を突き破り,階段を転げ落ちながらも,階下に着いたとたんに身を翻して両手の拳銃を
今しがた自分が飛び込んできた窓に向けて,
エージェントの追撃に備える,その動作が
機敏で,またまた格好いい。
(えーなぁ,トリニティちゃん..カナダ生まれのモデル出身俳優だが,
底知れぬパワーを持っているような,凄さを持つ女性..)

先に進もう。。はしょりながら..

主人公のネオ(キアヌ・リーブス:SPEEDで注目されしも,その後のヒット作に恵まれず,なんだか
ぶよぶよした甘いアクションで評判悪かったが,この映画で見違えるような姿に..)

は,コンピュータプログラマーだが,凄腕のハッカー
(裏稼業として,データを盗んだりもするので
正しくはハッカーではなくクラッカーと呼ばれるべきだが)
,何故か起きていても夢の続きみたいな
変な感覚に襲われていたりする。で,
(はしょるぞ...)
なんだか影の存在からMATRIXのことを知らされる。

「20世紀と思われている今は,実は2199年頃であり,その未来の支配者であるバイオメカニカルな
機械に必要な発電設備として,人間は培養されている。人間の放出する熱を集めて発電している
訳だ。つまり,人間乾電池。
(そんな熱くらいでと思われるが,60億もの人間の出す熱だろうから,バカには出来ないぞ。)

その培養人間がストレスなく育つために必要なものとして頭のコンセントから無理やり注入されている
バーチャルな世界感(マトリックス)が,20世紀の風景というわけ。

このウソに気づいた,2199年に唯一人間が生存している世界ザイオンの人類が中心となって,この
バーチャル世界に勝てる救世主を捜して努力していた。この救世主がネオと言うわけ。

実際には,救世主ではなかったのだがトリニティに愛されたことで不死身の救世主になってしまう。
(うー,なんか悔しいぞ。オジさんは..(T_T))

で,映画では,先に出てきたエージェント(バーチャル世界の監視プログラムで,誰にでもとって変われて
しまう変幻自在,神出鬼没のスーパーユーザな奴)
と戦ってばかりいる。
不死身のエージェント・スミス氏--------------→ 

でも,こんな不死身のエージェントなんて,普通にカンフーなんかで戦って勝っても,またその辺の
人間で再製(変身)されるので,
はっきり言って戦う意味なし。
肝心の中央コンピュータを破壊せん限りは,何回でも出てくるんだから...              

でも,何故か必至で戦ってカンフーを見せてしまう
ネオくん。(そりゃ,4ヶ月も訓練したんだからねぇ)
戦いのシーンは,CGと組み合わさって,にわかカンフーを上手くカバーしていると思う。
カンフーの下手さなんか目に入らないくらい,CGのモーションやらテンポが凄い。

また,カンフーやら,ヘリの操縦やら,知らないビルの構造やらも,コンピュータのデータとして
転送すれば,すぐに自分の物になる,とーっても便利な世界。
(これ欲しい。(^○^))

でも,ネオ君,結局,宿敵エージェント・スミスに射殺されてしまうんだな。これが。完全に死ぬ。
死んだはず。
ところが,その死を見て,ようやく
ネオへの愛に気づいたトリニティの口吸い,もとい,KISSで
ネオくん生き返る...ここで,先に書いた通り,不死身で復活して,エージェント・スミス
やっつけてしまう
(体の中に入って,中から爆殺してしまう。このシーンは「北斗の拳」の影響を
受けているらしい。そう言えば,地下鉄駅での戦闘シーンでも,エージェント・スミスが「あたたたた」
をやっていたなぁ...これには,ドラゴンボールの影響説もあるが...←マジ)


(ええわぁ.このシーン)

(1) ↑でも述べた,最初のトリニティの逃亡シーン。
   うーん,スピード感としなやかさに拍手!!

(2) ボスのモーフィアスを助けにいくシーンでの,ビルのロビーでの壮絶な撃ち合い。
  NG出したらしまいやん.....と心配してしまうくらい凄い..

(3) トリニティの冷酷な戦闘シーン...これがまた,最高に格好いい。
   ビルの屋上でネオが弾を避け損ねた後に,
エージェントの頭を吹き飛ばす
   シーン...「避けてみな...ズドーン」..ええがな,ええがな

(4) 戦闘シーンのトリニティの黒服姿(あのコートは通販で3万円),肌にピッタリの
  レザーの肌着みたいなんもスマートでいいが,ホバークラフト「ネブカドネザル号」の
  操縦シーンでの普通の作業着姿が,ちょっと肉感的でこれまたええ感じ

 

(おかしいぞ/わからんぞ)

(1) ↑にも書いたが,やっつける意味のないエージェントと必至で戦う点。

(2) モーフィアスのサングラスは,つるがないが,どうやって鼻に留めている?(単なる興味)

(3) マトリックスを表現している緑色のデータの羅列に,縦書きの半角カナ(それも逆文字)があった。
   (これは,パンフによると,映画のデザインスタッフが,日本のプログラムは縦書きに違いないと
    思いこんでいたからだと書いてあった。なんちゅう...(~_~;))

(4) パンフのサイズが一回りでかくて,800円もしたぞ。(でもデザインは格好ええぞ)

 

(こーさんの,恒例女性評)

やはり,映画の楽しみは,出演女優!!
今回のターゲットは,もちろん主演の,
トリニティ役,キャリー=アン・モス(以下,モスちゃん)

モスちゃん
は,モデル出身と聞いていたので,痩せた,か弱気味の女性を想像していたが,
ギスギスしておらず,結構いい感じ(体型は好み!!)
コート姿,レザーシャツ/パンツ姿共々,最高!!似合い過ぎ,かっちょ良すぎ,はまり過ぎ...

唯一の難点は,顔がキツイ目でちょっと好みのタイプから外れるのと,サングラスかけたら,
ほとんど「陣内孝則」にしか見えない四角顔に見えること...ちょっと,萎えてしまうぞ!!(~_~;)

あと,ほとんど出演女優の対象からもはずしてしまいそうになった,スイッチ
この名前の由来は,性別を意識させないどっちのタイプにもなれるということで,決めたらしい。
道理で,全然女らしく感じなかったはずだ...
(妖怪レーダ反応なし..意味不明)


というわけで,久しぶりに,「カッチョエェー」と思わせてくれる映画を堪能できて,

良かった良かった。

結論...MATRIXはB+++++級SF大作として,こーさんの映画の殿堂入り決定!!
(殿堂入りした作品は,発売後速やかにDVDを買います)

                        END

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