E-088 原作 俵屋 宗達 ¥22,000

【工藝作品】
「桜図」

本紙 88×37cm
(一尺二寸 幅)
総丈 182×58cm
(一尺九寸 幅)

紙本
木箱
軸先:プラ
三段新裂表装







落款・印 全体図
原作

野々村(俵屋)宗達(ののむら そうたつ) (?〜1643)

静嘉堂や醍醐寺の屏風やそのほかの作品に法橋宗達の落款と対青軒の印が押されているので偉大なる画家がいたことは分かるが文献上の伝記は殆ど知られていない。しかし毛利家の絵巻に寛永7年(1630)に描いたとありその活動期が分かる。御物や醍醐寺の扇面屏風に伊年の印があるので伊年は宗達の名であると考えられる。更に本阿彌系図には光悦の従姉と結婚したことが記されているので光悦とも関係が深かった、更に俵屋なる家号も宗達であると推定できるので彼は当時富豪の唐織物問屋の一族であったとも。様式は今までの絵画様式に類をみない着想と構図と技法によって新様式を生み出し、また大和絵的な技法と内容ももっているので、本質は大和絵を新時代的に新解釈した古典の復興と再生にあった。金沢地方の生れで野々村の姓であるとも伝えられる。宗雪はその弟であろう。

状態:概ね良好。
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コメント:原作は大和文華館が所蔵する水墨で描く桜の図。日本の国花として古来より親しまれてきた桜花を水墨の濃淡技巧と琳派の上品であでやかに描く様は大変素晴らしいです。共同印刷社による公認の工芸作品。是非ご自宅で重要文化財の作品をお楽しみください。
表具・軸先・木箱