三宅 呉暁(みやけ ごぎょう) (1864~1919)
元治元年京都に生まれる。名は守弘、通称は清三郎。号に水月庵・心遠斎。子に日本画家・三宅凰白がいる。森川曾文に四条派を学び、山水、花鳥を能くする。文展など入選多数。京美工教諭。大正8年歿、56歳。
佐藤 翠谿(翠渓)(さとう すいけい) (1884~1926)
明治17年、岐阜県安八郡浅草村(現 大垣市)に生れる。本名は常広。別に幽棲居・翠谷・寂照と号す。中学生の時、画家を志して退学。名古屋の山田松渓に師事、のちに小林呉橋について四条派を学ぶ。また大橋翠石に私淑し、当時翠石につぐ虎画家として活躍する。昭和元年没。享年42歳。
状態:概ね良好。
コメント:細福双幅にそれぞれ、山吹と萩を描く。蝶と蜻蛉も添えられていてにぎやかさを醸す。春秋の花でそれぞれで楽しむも、双幅掛けとして通年楽しむもできます。佐藤翠渓による識箱 |