板倉 星光(いたくら せいこう) (1895~1964)
明治28年12月2日、京都市に生まれる。本名捨次郎。大正3年京都市立美術工芸学校絵画科、6年京都市立絵画専門学校をそれぞれ卒業、同級に宇田荻邨、徳岡神泉らがいる。菊池契月に師事、美人画を学ぶ。初期の古典的題材から、舞妓などの現代的な風俗を題材に師契月の作風を感じさせる新古典的な画風に転じた。昭和39年京都府乙訓郡で歿。享年69歳。
状態:本紙に経年の薄いシミ少々あるも、あまり気にならない程度。
コメント:コバルト色の笹りんどうが咲く下に一匹の鈴虫。京都画壇の上品な秋の風物詩的な季節掛けです。 |