B-2334 吉村 鳳柳 【売却済】 (送料・梱包料・税すべて込)

「遊猿図」
大正5年製作

本紙 107×36cm
(一尺二寸 幅)
総丈 191×53cm
(一尺七寸 幅)

絹本:彩色
木箱(共箱)
軸先:骨
三段裂表装







落款・印 全体図
吉村 鳳柳(よしむら ほうりゅう) (1874〜195?)

日本画家。明治7年2月大阪に生れる。本名は久吉。大阪画壇の森二鳳に師事する。狸・虎・猿・鹿など動物写生画を能くす。昭和11年存。

状態:経年の薄いシミ少々あるも、あまり気にならない程度。軸先の蓋部欠損あるも鑑賞に影響なし。
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コメント:珍しいのが、猿に焦点を当てた動物画というよりは滝や川の流れる渓谷の風景山水図に猿数頭が溶け込んでいるような作品。ただ小さく描かれていても、動物画の名手であるがゆえに手を抜かず鮮明に描かれているからこそ、作品が引き立ちます。あまり季節にとらわれず、お楽しみいただける変わり種な風景山水の動物画です。
表具・軸先・木箱 箱書