"石崎たかよ プロジェクトX" 「市民による市民のための選挙戦」
  この10年間、石崎たかよさんはどの政党にも属さず、カンパとボランティアに支えられた、市民による市民のための選挙を実行してきた。対策は『石崎たかよとともに創る会』の事務局スタッフが中心になって、綿密かつ効果的に作成された一週間の遊説計画であり、選挙カーを降りて演説するスポットも100ヶ所以上を設定し、10年間の議員としての実績を解りやすく端的に濃厚に数多く演説出来るようにの配慮があった。

選挙戦開始から三日目、留守を守る選挙事務所に電話が鳴った。
「我が家の前で選挙カーが止まり、演説を始めた石崎候補に、痴呆の親がうるさがるから止めてくれるように頼んだら、すぐに移動してくれて助かりました。今までどの候補者も聞き入れてくれなかった。石崎さんに投票します。頑張ってください!」と言う。事務所内は、当確を聴いた時のように沸いた。こういう候補者だから一生懸命やりがいがあるのだと、電話かけや手伝いの支援者もうなずいて納得。

一週間の選挙期間中にはスポット演説を始めても、赤ちゃんが昼寝したばっかりです…とか渋滞の原因になる…と言われ、移動したことも度々あったようだ。今回の選挙はマイクの音量を下げ、極力連呼は避け、朝立ちでは肉声での演説をするようにしていた。選挙カーは市内をくまなく周ったのだが、支援者から「こっちへまわって来ない」とお叱りがきたくらいなのだ。

しかし、ここが市民派の辛いところである。「赤ん坊が寝ているから…」と言われれば、移動は仕方ない。それは小さなことかもしれないが、日頃郵送される議会報告によって結ばれている支援者の大きな協力も、だからこそ得ることができるのだ。

これからも、市民への配慮を忘れない石崎たかよさんである。

中山 木村佐知子



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