■皆さんからの疑問にお答えしてのコーナー
 

石崎たかよ

 

最近、2つの質問をいただきました。両方ともとても重要な問題でしたので、私なりに調査をして、お答えすることにしました。

1. 江戸川河川敷船着場の工事
2. 旧市川病院跡地に計画されていた公民館、デイサービスセンターのその後は?

 

  1.

「最近江戸川の河川敷に大きな船着場の工事が始まっているけれど、あれは市がやっているんでしょ?いったいどんな船を通そうっていうの?何をやっているのか、看板でもたてたらいいのにね。」

 

  答え 

この事業は、豊かな水辺空間の創出と流域交流の拡大事業を目的にした」国土交通省による「地域戦力プラン」のとして行われているものです。内容としては、

  江戸川サイクリングロード: 現在市川市分の4.2kmが整備済。将来ディズニーラ ンドや江戸川の河口、また、対岸の江戸 川区を回遊できるコースへ向けて整備していく計画。
  花の広場: ビオト―プや千本桜並木の整 備やサッカー・ゲートボール場として憩 いの場に。
  国府台の築堤: この地区の堤防を松戸まで整備。
  緊急船付き場: これが現在ごらんになっ た工事で、今のところ、震災等の災害時 に物資の供給や陸路に代わる交通として利用できるように、輸送搬路も含めた緊急船着場として整備しています。(今秋完成予定)
  江戸川舟運構想: 将来的にはお台場・ディズニーランド・葛西臨海公園等を繋ぐよう舟運の実現に向けて市川市をはじめ、出来ないか、沿川市で検討中しています。(採算面などまだまだ問題あり)
  江戸川放水路利用: 新行徳橋近辺に不法
係留のプレジャーボート問題の解決や自
然保護について市民を含む関係団体と協
議中。

こういった一連の計画のなかで進められていますが、江戸川は一級河川で国の管理になっているので、これらにかかる費用については、大方が国の予算です。しかし、サイクリングロードの車止め・看板等は市の予算で行われています。なお、これらについて、国土交通省のお知らせ看板は表示してあるようですが見にくいですよね。
今後も、自然との共生を大事にした水辺空間の整備が期待されます。

 

  2.

「旧市川病院跡地に計画されていた、公民館やデイサービスセンターはどうなっちゃったの?できないのなら、せめてプレハブでも建ててくれたら地域の人がり利用できるのに・・・真間駅前にあった東京電力のビルは長い間地域の人の様々な活動に場所を提供してくれていたのに、貸しビルになってしまいました。あの近辺に公共施設はないし、ほんとうに困っています。聞けば、大洲防災公園の中には複合施設ができるとか・・・こちらはいつまで待てというんでしょうか?」

 

  答え この問題は解答がとても難しいのですが、少なくとも、5ヵ年計画には入っていません。と言う事は、千葉市長2期目の仕事の中には計画されていないと言う事です。そこで、今までの議会答弁や地域の市長トークによれば、
「地区の要望は十分に理解しているが、公民館建設の国の補助金がなくなったことと、外環道路問題が大きな要素となっている。特に外環の道路管理施設建設に市民の利用できる施設を検討していると聞いている。」
また、近年中には住友鋼管(日本パイプ)が鹿島に移転するとのこと。また、外環が菅野地区当たりを地下化と言う可能性もあり、このあたりに絡んで、総合的な開発が検討されているようです。まだまだ市の担当者も、その方向性をつかみかねています。
地域住民としては、計画策定前に、要望をだすなどのアクションに出たほうが良いかもしれないと、今回取材しながら思いました。皆さんのご意見お待ちしています!!
高齢化率が高く、なおかつ公共施設のない地域だからこそ、計画を住民サイドで立てる事も重要です。地域のデイサービスセンターや介護老人施設もほしい所ですね。

 

 


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